2017.03.09
スクールガーディアンを生徒のネット被害抑止力、 保護者の方への安心材料として
インタビュー日時: 2017年2月
担当者様: 生徒指導部長 津畑先生
共学・別学: 男女共学
導入公開: 生徒・保護者に全面周知
津畑先生)ネットでのいじめ、ネットリテラシーなどが社会問題として大きく取り上げられてきた時で、本校でも対策を考えなければいけないという状況でした。それと、本校への中傷といったような書き込みが放置されたままでは募集にも影響するという考えもありました。
津畑先生)本校の教員が偶然見つけたものや生徒や保護者からの申し出で分かったものにその都度対応していた形です。トラブルは、当時プロフが流行っていて、個人が特定されるような情報を安易に公開している生徒が多かったことです。それによって、大きなトラブルが起きたということは報告されていないんですが。
津畑先生)学校が独自にしなくても、ネットパトロールをしてもらえるという安心感はあります。その反面、スクールガーディアンからの報告が少なかったときに、もしも設定したキーワードが別のものだったらヒットしたのでは..と不安になることもあります。
津畑先生)目に見えて実感できる効果はちょっと思いつきませんが、生徒のネット被害防止への効果と、安易なネットへの接触に対する抑止力になっているのかなと思います。 不用意に個人を特定できる情報をSNSへ投稿してしまっている生徒へ、実際にネットストーカーなどの怖い思いをさせる前に注意できるのは良かったと思いますし、実際にSNSを通じて、そういった被害に遭ったという生徒の報告はこれまでありません。早めの対応・注意を行うことで今後もそういった被害に遭う生徒がでないことを願っています。
私たちは、ネットパトロールを提供しています。ネットトラブルに巻き込まれることを未然に防ぐ対策として、弊社ではネットパトロールのサービスを学校・自治体へ提供しています。ネットパトロールは、子どもたちの被害を防ぐため検索・監視を行い、学校非公式サイト等やSNSの不適切投稿の早期発見に繋げています。個人情報流出やネットいじめや、出会いや犯罪等に繋がる恐れのある投稿をいち早はやく学校関係者へ報告し、その対策について総合的に支援するコンサルティングサービスです。 |
津畑先生)やはり生徒のネット被害防止と、不注意なネット接触への抑止力としての効果です。生徒がSNSへ不用意な投稿をしてトラブルに巻き込まれることを防ぎたいということが第一。あとは、本校は私学ですので学校としてのイメージを損なう可能性のある投稿をさせたくないというのも勿論ありますが。
津畑先生)SNSに投稿されている写真などが、学校のルールなどに違反している場合は生徒指導の対象としていますが、それ以外では、不用意に個人情報などを投稿している場合はネットストーカーの怖さを伝え、その生徒だけでなく、生徒全体へSNSの使い方を教える機会として利用しています。
津畑先生)入学者は勿論ですが、募集説明会でもスクールガーディアン導入については説明をしており、保護者の方への安心材料となっています。
津畑先生)変えたことはありません。ただ変わったこととしては、生徒や保護者にスクールガーディアンを導入していること、スクールガーディアンからの報告事例などを折に触れて伝えることで、様々なネット被害の抑止につながる話や、慎重なネットへの接続の必要性を訴える機会が増えたということでしょうか。
津畑先生)SNSでのトラブルから生徒を未然に守る、被害を最小限にとどめるという点では全ての学校が導入して良いのでは、と思いますが、とくに、近年はスマホなどの端末を持っている生徒の低年齢化が進んでいますので、ネットマナーやリテラシーを教える上でも、中高一貫の学校には導入をおすすめしたいです。
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津畑先生、お忙しい中でインタビューにご協力いただき、
ありがとうございました!
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