良いニュースでも悪いニュースでも、世間的に注目が集まると、学校や関連するワードに関する検索数が増え、学校に関するあらゆる情報が人の目に触れる可能性があります。
学校の周辺にも人が増えるなど、周囲が騒がしくなることもあるかと思いますが、慌てて反応したことが事態を悪化させることもあるので、まずは落ち着くことが大切です。
注目が集まるきっかけが特に悪いニュースだったとき、学校や当該生徒、他の在校生などに嫌がらせが起きることがあります。
学校や当該生徒に対して、郵便や電話、メール、SNS等での嫌がらせや誹謗中傷が起きるだけでなく、他の在校生に関しても勝手に登下校中の写真を撮られてSNSに投稿されるなど被害が発生する場合があります。
こうした行為に関して、「いつ、誰が、どこで、どのように、何を」という記録を残しておくことが大切です。スクリーンショットなどで画像を残すときにも時間などの情報がはっきり分かるように記録を取ることが重要です。
悪質な場合には、関係各所に通報、相談しましょう。
インターネット上の誹謗中傷等の場合には、運営元への削除依頼や発信者情報開示請求を検討したり、名誉毀損や業務妨害等の犯罪に該当するような場合は、警察や弁護士に相談することが必要です。
また、生徒への心のケア等も考える必要があるかもしれません。
【各種相談機関の例】
消費・契約等のトラブル:都道府県等の消費生活センターなど
いじめに関するトラブル:各地の子ども相談支援センターなど
犯罪被害のトラブル:都道府県の警察少年サポートセンターなど
性被害・暴力のトラブル:各地の性暴力被害者支援センターなど
参考:https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_use/soudan.html
スクールガーディアンでも、ご契約校様からのネットトラブル全般のご相談・調査を承っております。
SNSが普及し、一人一人が拡散力を持った現在では、思いがけないきっかけで世間の注目が集まってしまうこともあります。
そうしたときにはまず落ち着き、上記の対応を参考にしていただければと思います。
また、こうした事態に備えて、普段からインターネット、SNS上での公開設定や発信内容に気を付けることが必要です。
インターネット上では一度発信した情報は完全に削除することは難しく、情報は残り続けます。
“フォロワー数少ないから”、“公開範囲を限定しているから” と油断することなく、普段の投稿内容から気を付けるようにしましょう。