自分の担当している教科について、担当している部活について、興味のあることなど、情報収集をしたいテーマがわかっている場合に便利なのが、Googleの提供している「Google アラート」です。
Google アラート – ウェブ上の面白い新着コンテンツをチェック
Googleで検索するときのように、キーワードの組み合わせを設定しておきます。詳細設定から、情報収集の頻度を設定したら、その頻度に沿って、キーワードに関連する記事の情報が、Gmailなどに届きます。
キーワードの設定の仕方はGoogle検索と同じ形なので、もっとテーマを絞りたい場合は、AND検索・マイナス検索などの演算子を使うことも可能です。
ウェブ検索の精度を高める – Google 検索 ヘルプ
検索で記号や単語を使って検索結果の精度を高めることができます。 Google 検索では通常、検索演算子に含まれない句読点は無視されます。 記
一度Googleアラートを設定しておけば、何度も能動的に検索をしに行かなくとも、自動的に関連記事が送られてくるようになります。定期的に最新情報を知りたいテーマについて設定するのがおすすめです。
一方で、なにか特定のテーマ、キーワードで検索できるようなことではなく「もっと広く情報収集をしたい」、「なにか考えるきっかけになるようなアイディアを見つけたい」という場合もあるのではないでしょうか。そんな場合には、「沢山の人が書いた」「ある程度の分量のある文章」が集まっているサイトがおすすめです。例えば、note。
note ――つくる、つながる、とどける。
note(ノート)は、文章、写真、イラスト、音楽、映像などを手軽に投稿できるクリエイターと読者をつなぐサービスです。ブログのように使うことも、SNSのように使うことも、コンテンツを販売することも自在に活用いただけます。
トップページを見ていただくと、テキストだけではなく、漫画などのコンテンツもあります。エッセイや小説から、ビジネス関連・社会現象の考察記事まで、内容は多岐に渡っています。最近では、なにか情報発信をする際に、個人でブログを設置するのではなく、多くのユーザーが既に使っていて読まれる機会も多いnoteを選択する発信者も増えているので、毎日何かしらの発見があるサイトです。
noteの良いところは、記事の読みやすさやクオリティ以外にも、各記事の最後で紹介される、似たようなテーマで書かれた記事や関連する記事の精度が高いことです。記事を読み終わって下まで行くと、ついつい他の記事も読んでみようか、という気になってくるから不思議です。
まずは、気になる記事を1件見つけて、そこからどんどん広げて・深めていく情報収集をされてみてはいかがでしょうか。
上記のような方法で出会った情報を、全て覚えておく、もしくは即時に活用するというケースは少ないかもしれません。場合によっては、「あんな記事があったな」ということだけを覚えておき、後から必要になったときにまた探しに行くことのほうが多いのでは。
必要なときにまた記事を見つけられるように、どこかに取っておきたい。お気に入りに入れるのでも良いですが、どんどん溜まっていって検索性が悪くなってしまう。そんなときは、こんなアプリはいかがでしょうか。
Pocket は、面白い記事やビデオ、その他のウェブコンテンツを「後の楽しみに保存しておきたい」という人のため、ネイト・ウィーナーにより2007年に設立されました。一旦 Pocket に保存されると、コンテンツのリストが—携帯電話やタブレット、コンピュータなど、どんなデバイスでも見れるようになります。順番待ちの時、ソファでくつろぎ中、または通勤時や旅行時—など、オフラインであっても閲覧可能です。
例えば、上で紹介した、Googleアラートで発見したサイトや、noteの記事など、何でも登録しておくことができます。同じアカウントでログインしておけば、スマホからも、タブレットからも、PCからも、同じ記事一覧にアクセスすることができます。
また、自分が登録しておいた記事を検索することができるので、気になったものをどんどんPocketに溜めておいて、必要なときに検索して見つけることも簡単です。
以上、情報収集について、特定のテーマがある場合、ない場合、保存して必要なときに利用する方法、と3つのサービスをご紹介しました。他にも似たようなアプリはたくさん出ていますので、いくつか使ってみてお気に入りを見つけてみるのも良いかもしれません。
先生方の情報収集のお役に立てましたら幸いです。