「SNSとメンタルヘルスの関連性」については、次のような記事がでています。
読売テレビニュース:米で若者のSNS利用に勧告 心の健康への悪影響リスク指摘 |
こちらの記事の中には次の記載があります。
SNSを1日平均で3時間以上使う若者は、うつ病になるリスクが倍増するとの研究を引用し、長時間の利用が心の健康に悪影響を与えるリスクがあると指摘しています。 |
他には、次のような記事もあります。
PRESIDENT Online:Twitter、Facebook、LINE、Instagram…都民2万人調査で「ハマるほどメンタルに悪い」と判明したSNSはどれか |
こちらの記事は、複数回の記事に分かれており、他の記事にも参考になることが記載されています。他の回を見る場合は、記事表題上の「#1」「#2」をクリックして下さい。
この記事にはネガティブなことだけではなく、メンタルヘルスにとってポジティブな記載もあります。
主観的幸福度は、若者はInstagramの閲覧、中高年はFacebookへの発信、高齢者はLINEでのやり取りと、それぞれ相関がありました。年代に応じてこれらのSNSを活発に利用することは、メンタルヘルスに好ましいという結果です。 |
また、ネガティブな記載としては、
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ただ、どのケースも「SNSが全て悪い」ということではなく、各SNSを利用したときに「どのように感じたのか」がメンタルヘルスに悪影響を及ぼすようです。
次のような記事もあります。
PHPオンライン衆知:使いすぎても、手放してもストレスに…現代人が陥る“スマホ依存”の実態 |
こちらの記事では、
スマホが及ぼす最大の影響はむしろ、「時間を奪うこと」 |
との視点で、
スマホ依存がそれ以外のことをする時間、特に心の不調から身を守るのに効果的な、睡眠・運動・人づき合いの3つの要素の時間を奪ってしまう |
と書かれています。
他にも、ネット上の情報をまとめると、次のような悪影響があるようです。
【社交比較の圧力】 SNS上では他の人々の幸福な瞬間や成功が頻繁に強調され、他人との比較が容易です。他人との比較により、自己評価が低下し、不足感や劣等感を感じることがあり、メンタルヘルスに悪影響を及ぼす恐れがあります。
【孤立感】
【攻撃的な投稿】
【情報過多】
【睡眠障害】
【過度の使用】 |
PRESIDENT Onlineの記事には、次のような対策も記載されています。
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・休むヒント メンタル不調を引き寄せる「社会比較」でしんどさを感じたら、SNSを休んで距離を取りましょう。 |
他の記事では具体的な対策の記載はないものの、次のような記載があります。
5000人以上に身体の健康状態から人生の質、精神状態、時間の使い方まで様々な質問に答えてもらった調査では、本当の人間関係に時間を使うほど、つまりリアルに人と会う人ほど、幸福感が増していた。一方で、SNSに時間を使うほど幸福感が減っていた。 |
「対面で会うこと」がメンタルヘルスに好影響を与えるようですので、対面で会話をする時間を意識的に増やすことが必要なようです。
他の対策もまとめて記載いたします。
【適切な制限を設ける】 SNSの使用時間や頻度に制限を設け、適切なバランスを保つこと。
【ポジティブなコミュニケーション】
【現実世界とのバランス】 |
以上、「SNSとメンタルヘルスの関連性」はいかがでしたでしょうか。
SNSがメンタルヘルスに与える影響として、ポジティブな影響やネガティブな影響を少しでもご理解いただけたら幸いです。
SNSでだけでないですが、一つに熱中しすぎるとメンタルヘルスに悪影響が出てしまいます。SNSのケースでは、SNSの対極にある「対面での会話」や「睡眠」「運動」などが対策としては効果的です。
「依存症」だけではなく、「SNSとメンタルヘルスの関連性」を子ども達にお伝えするきっかけとしていただけたら幸いです。