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ネットトラブル事例まとめ:大ヒットスマホゲーム「Pokémon GO」

2016.08.03

2016年7月22日に日本でもリリースされたスマホゲームアプリ「Pokémon GO」。さまざまなニュースでユーザーの熱狂ぶりや、歩きスマホ・ネットトラブルなどの危険性が報道されています。今回は、インターネットの観点から見た「Pokémon GO」で注意したい内容をまとめております。

「Pokémon Go」について

「Pokémon GO」はアメリカのナイアン ティック社が任天堂と共同開発をしたスマホゲームアプリです。最大の特徴はGPS機能とカメラを使用して現実世界と連動した仕組みにあり、ユーザーはGPS機能とカメラを使って街を歩きながらポケモンやアイテムを探します。Googleが提供している地図は、現実世界と連動していて、ユーザーはスマホを見ながら歩くことで、現実世界にポケモンが現れたかのような体験をすることができます。

「Pokémon GO」のリスク・実際のトラブル【生徒編】

「Pokémon GO」は歩きスマホの危険性が多く報道されていますが、それ以外にもSNSトラブルなど、インターネットにおけるトラブルのリスクもあります。代表的なものを4つ紹介します。

1. 自宅・居場所の特定

「Pokémon GO」は現実世界の地図を用い、GPS機能を使用してプレイするため、あまり意識をせずに位置情報を利用していることになります。これによって現在地が簡単に他者に特定され、ストーカーなどのトラブルに巻き込まれる危険性が考えられます。

GSPオンによるSNS投稿

「Pokémon GO」アプリはGPS機能をオンにしないとプレイできないため、ユーザーはプレイが終わった後もGPS機能をオンにしたままにしがちです。またSNSの位置情報の初期設定をオンにしていることが多く、そのままの状態でSNSに投稿すると位置情報も一緒に上げてしまう危険性があります。こうすることで個人情報が漏洩してしまったSNSトラブルは実際に報告されています。GPS機能の設定には注意してください。

アプリ内の画面コピーによる特定

「Pokémon GO」アプリでは現実の地図がそのままスマホゲームに反映されているため、画面のコピーはそのまま「今、自分がいる場所」の地図となります。実際にひとりの高校生がTwitterでアプリ画面のコピーを投稿したところ、「今いる場所がわかった」と返信が来てしまったSNSトラブルも発生しています。

2. 出会い系サービスとしての使われ方

「Pokémon GO」アプリを出会い系サービスとして見る向きもあり、日本政府は注意喚起をしています。「Pokémon GOを一緒にやろう」と誘う掲示板が作られたり、SNSやLINEでポケモンを口実に会う約束を取り付けたりする人もいます。
また、スマホゲームの人気に便乗して、「Pokémon GO」に絡めた出会い系アプリもいくつか登場しています。これらのアプリは自分で登録するタイプで、使わなければ問題はありません。しかし、興味本位で使用してしまうと思わぬネットトラブルに巻き込まれる可能性があるので、注意が必要です。

参考:米国で『ポケモンGO』の出会い系サービス「PokeDates」サービス開始。大ヒットが新たな商売を生む


3. デマ情報の拡散

「Pokémon GO」アプリがリリースされた数日後に、愛知県の鶴舞公園にミュウツー(珍しいとされているポケモン)が出現するというTwitter投稿がありました。この投稿を見たユーザーが詰めかけましたが、実際はデマだったという事例がありました。SNS上のデマ情報を見極め、騙されない警戒心も必要ですが、さらにデマ情報を投稿する側のリスクを考え直す必要があります。過去には高校生が震災関連のデマ情報を投稿し、炎上したSNSトラブルも報告されています。デマ情報を拡散することでSNSトラブルの加害者になりうるので、注意が必要です。

4. 深夜徘徊や依存症

最後はインターネットトラブルからは少し離れますが、「Pokémon GO」では時間帯によって出現するポケモンのキャラが変わります。特に珍しいポケモンは夜中に出やすいとされているため、夜遅くまで起きていたり、深夜徘徊を行ったりする可能性が高まります。スマホゲーム依存症や深夜徘徊によるトラブルに巻き込まれないためにも、注意が必要です。

「Pokémon GO」のリスク・実際のトラブル【学校編】

学校が「ポケストップ」になっちゃった…解除する方法は?

「Pokémon GO」アプリでは、アイテム供給場所として「ポケストップ」と呼ばれる場所があります。これは現実世界の地図で、公園やお店などのスポットがゲームの中で自動的に登録される仕組みです。このポケストップが、学校の敷地内に設置されてしまったトラブルが実際にあります。こうなってしまうと学校周辺に大勢が詰めかけ、トラブルが起きないかどうか心配になるものです。しかし、ご安心ください。
万が一学校の敷地内にポケストップが設置されてしまった場合でも、学校はゲーム会社側にポケストップ解除の申請を出すことができるのです。以下に、その方法を記載します。


解除の依頼方法

  1. 「Pokémon GO」の公式サイトより、サポート→トラブルシューティングの「ポケストップやジムについて報告する」→「ポケストップやジムの削除をリクエスト」にアクセスする。
    https://support.pokemongo.nianticlabs.com/hc/ja/requests/new?ticket_form_id=341148
  2. フォームより解除を依頼する。
    ※必須事項
    ・ポケストップの名称
    ・理由:学校の場合は「私有地」を選択(あれば画面のコピーの添付)
    これだけで解除依頼は完了します。ただし、解除の判断はナイアンティック社次第であり、未知数の部分が大きいといえます。


生徒の反応にも注意

北大、ポケモンGO「排除」 学生「意味わからん」「大学やめたい」

北海道大学は2016年7月29日、人気スマートフォンゲーム「ポケモンGO」をめぐり、敷地内の「ポケストップ」を削除するよう開発元に申請したと発表した。北大によると、学生がトラブルに巻き込まれたとの報告はないが、「さまざまなリスクがあるので」、「排除」に踏み切ったという。

北海道大学では、学内のポケストップの解除申請を発表したところ、Twitter上で学生から落胆の声が多く挙がったというニュースが流れました。生徒からこういった反応が挙がる可能性は十分にありますので、考慮しておく必要がありそうです。

最後に

スマホゲーム「Pokémon GO」の人気は社会現象ともなり、さまざまなトラブルが大きく取り上げられている状況です。今回ご紹介したスマホゲームのリスクや、すでに報道されているトラブルや歩きスマホによる事故の報道を受けて立ち入りを禁止した神社などのスポットも出てきています。その一方で、鳥取県知事が「Pokémon GO」を使って地域活性させたり、ポケストップになっているお店がソーシャルメディアを使ってお客様を呼び込むのに使ったりと、上手に活用している自治体や店舗もあります。

鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言/砂丘事務所/とりネット/鳥取県公式サイト

鳥取県公式ホームページ とりネット です。


「Pokémon GO」を完全に禁止するのは難しい状況かと思いますが、正しく使い、トラブルやリスクの可能性を最小限にとどめるお役に少しでも立てれば幸いです。

私たちは、対策としてネットパトロールを提供しています。

ネットトラブルに巻き込まれることを未然に防ぐ対策として、弊社ではネットパトロールのサービスを学校・自治体へ提供しています。ネットパトロールは、子どもたちの被害を防ぐため検索・監視を行い、学校非公式サイト等やSNSの不適切投稿の早期発見に繋げています。個人情報流出やネットいじめや、出会いや犯罪等に繋がる恐れのある投稿をいち早はやく学校関係者へ報告し、その対策について総合的に支援するコンサルティングサービスです。

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