前回記事はこちらです
【基礎編】フェイクニュースとは?見極めるポイントも
https://school-guardian.jp/useful/fakenews-judge/
・情報の発信者が誰か
拡散されている投稿を、どんな発信者が行っているか知ることが重要です。
発信者のアカウントなどを確認し、普段からどんな内容を投稿しているのか、投稿内容について詳しく知る立場にあるのか(専門家かどうかなど)を踏まえて判断するようにしましょう。
・誰かが間違いを指摘していないか
投稿のコメントなどを確認し、他のユーザーから疑念を示すコメントが多い場合は注意が必要です。
投稿だけで判断するのではなく、他のユーザーからの評価も踏まえて判断するようにしましょう。
・正確に引用されているか
情報ソースから正確に引用されているか確認することも重要です。
情報ソースに書かれていないことの記載や、表現を変えて誇張されていることもあります。
必ず情報ソースを自分の目で確かめることが重要です。
・情報の根拠を確かめる
一つの情報で判断するのではなく、他の情報と照らしあわせて根拠があるか調べるようにしましょう。
疑わしい情報だと感じたら、検索サイトなどで検索を行い、他のメディアの記事や投稿を確認して総合的に判断しましょう。
こんな投稿をSNSで見かけたときに、投稿の真偽を確かめるために見極めるポイントはどこでしょうか。まずは一度考えてみましょう。
ポイント①
情報の根拠を確かめる
一つの情報で判断するのではなく、他の情報も照らし合わせて根拠があるかどうかを調べましょう。
その際にSNS上で検索するだけでなく、検索サイトなども使って確かめるようにしましょう。
ポイント②
誰かがまちがいを指摘していないか
投稿のコメントなどを確認し、他のユーザーから疑念を示す投稿がないかを確認しましょう。
今回の投稿には、疑念を示すコメントがありました。
疑念を示すコメントが少なかったとしても、真実の情報ではないかもしれないと一度疑ってみるようにしましょう。
精巧なフェイクニュースは、投稿の内容が間違いであるかどうか簡単に判断できない場合もあります。
その場合は内容に疑問を抱かずに、そもそも情報の根拠を確かめるという選択肢が出てこない場合もあります。
どんなに真実に思える情報であっても、ひとつの投稿だけで信じるのではなく、コメントまで確認するようにしましょう。
ポイント③
情報の発信者が誰か
情報の発信者がどんな人なのか確かめることが大切です。
投稿内容について詳しく知る立場にあるのか、普段からどんな投稿をしているのかを判断しましょう。
今回の投稿の投稿者は、専門家などではなく、過去に極端な考えの投稿内容がありました。
投稿者がどんな立場の人間なのか、普段からどんな傾向の投稿をしているのか、踏まえて判断するようにしましょう。
また、たとえ専門家と書いてあったとしても、専門家という情報が嘘の可能性もあります。
情報の発信者がどんな人であるかは、参考程度の情報にとどめ、自分で他の情報を当たって考えることが重要です。
続いて、こんな投稿を見かけた時に、投稿の真偽を見極めるポイントはどこでしょうか。
考えてみましょう。
見極めるポイント
この投稿では、実践Iのポイントに追加して、以下のポイントが重要になります。
ポイント
情報が正確に引用されているか
この投稿では、引用元の記事のリンクが記載されており、発言の根拠となる記事の切り抜きもあります。
一見すると真実性の高い情報に感じられることがあるかもしれません。
今回の投稿では、記事の切り抜きのスクリーンショットがありましたが、実際には以下の文章の一部でした。
(引用元:https://school-guardian.jp/useful/sns-trouble-scam/)
未成年でも逮捕され懲役刑を課されることがある、という文脈の記事の一部を切り抜いているものでした。
引用のコメントだけで判断するのではなく、必ず引用元の情報を自分の目で確認し、どんなことが書いてあるのか確かめるようにしましょう。
今回はフェイクニュースを見極めるポイントを実践的に考えてみました。
どんな情報であっても、見極めるポイントを意識しながら、一度自分の頭で考えることが重要です。
例え、多くの人が同じ情報を信じている状況であっても、もしかしたらフェイクニュースかもしれない、と疑うことが大切です