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「偽サイト」や「有名人をかたるAI詐欺」の危険性

2024.05.31

今月は、先月の「ダークパターンの危険性」に続いて、インターネットの危険性として「偽サイト」や「有名人をかたるAI詐欺」の危険性について紹介させていただきます。

先月紹介の「ダークパターン」は、結果的に購入予定のものと異なる商品を買ってしまう恐れがあるとのことでしたが、「偽サイト」や「有名人をかたるAI詐欺」は商品購入に関わらず多くの被害が出ています。
結果的に、被害額も大きくなる危険性があります。

今回は、「偽サイト」や「有名人をかたるAI詐欺」の種類や対策について紹介致します。

「偽サイトの危険性」の種類と対策

NHK:人気ブランドをかたった偽の通販サイトに注意を 消費者庁

NHKのページでは、「人気ブランドをかたった偽の通販サイト」ということで、商品を購入しても商品が届かなかったり、ブランド商品ではないものが届いたりする詐欺サイトのケースが記載されています。

偽サイトはインターネット上での重大な脅威と言われています。
これらのサイトは、正規のウェブサイトに似せて作られており、ユーザーをだまして個人情報や金銭等を盗むことを目的としています。

 

それでは、偽サイトにはどのような危険性があるのか整理して紹介致します。

  1. 個人情報の盗難:
    ログイン情報、クレジットカード情報、銀行口座情報などの個人情報を盗まれる危険性があります。
    これらの情報は、ユーザーがサイトに提供したと思わせるような手法で入手されます。これらの情報を取得されると、詐欺グループによって不正取引や盗難に利用され、金銭的な損失を招くことがあります。
  2. マルウェアの感染:
    マルウェアが含まれている危険性があります。
    ユーザーがリンクをクリックすると、マルウェアがダウンロードされ、デバイスに感染する可能性があります。
    これにより、個人情報やデバイスの制御ができなくなったり、不正にアクセスされたりする可能性があります。
    ※ マルウェアとは、コンピューターやその利用者に被害を与えることを目的とした悪意のあるソフトウェアの総称です。
  3. 詐欺と偽の商品:
    本物のウェブサイトを模倣して商品やサービスを販売する危険性があります。
    実際に、偽サイトにて商品を購入し支払いをした後に「商品が届かない」「注文したものと別の物が届く」「偽の商品が送られる」などの被害がでています。

 

これらのリスクを最小限に抑えるためには、次のような対策を取ることが重要といわれています。

  1. 信頼できるサイトの利用:
    URLをよく確認し、信頼できるサイトを利用することが重要です。
    特に、金融情報や個人情報を入力する場合は、公式のウェブサイトであることを確認してから情報を提供することが必要です。
  2. セキュリティソフトウェアの使用:
    セキュリティソフトウェアを使用して、マルウェアやフィッシング詐欺からデバイスを保護することが重要です。
  3. 疑わしいリンクやサイトの回避:
    怪しいリンクやサイトにはアクセスせず、メールやメッセージの添付ファイルを開かないようにすることが重要です。また、公式のウェブサイトにアクセスする際は、ブックマークや直接入力するなど安全な方法を使用することが重要です。

 

また、「偽サイト」は、サイトへの誘引を促すために、次のような手法を使っていますので注意が必要です。

SOMPO CYBER SECURITY:ホモグラフ攻撃とは【用語集詳細】

 

SOMPO CYBER SECURITY:タイポスクワッティングとは【用語集詳細】

 

どちらも、注意深く見ても気づきにくい危険性がありますので、SNSのメッセージやメールのリンクからアクセスするのではなく、公式のサイトからアクセスすることが重要です。

「有名人をかたるAI詐欺の危険性」の種類と対策

FNN プライムオンライン:フェイク動画・音声で「堀江貴文」「前澤友作」かたる投資勧誘 SNS投資に誘導で5260万円被害も 巧妙な手口の実態

こちらのFNNの記事に関する事例は、ニュースでも多く取り上げられていますので、ご存知の方も多いと思います。

有名人を模倣したAIを使った詐欺は、現代のデジタル犯罪の一形態として増加しています。これらの詐欺は、AIを使用して有名人や権威者の顔や声を合成し、その偽の人物がメッセージや電話で不正な行為を行います。
その偽の人物がメッセージや電話で金銭を要求したり、個人情報を抜き取ったりするなどの不正な行為を行うことがあります。

AIを使った詐欺の危険性にも、いくつか種類があります。

  1. 信頼性の欺瞞:
    被害者はAIが生成した偽の有名人に騙される可能性があります。
    AIは非常にリアルな偽造映像や音声を生成することができるため、被害者が本物と信じ込みやすいといわれています。
  2. 金銭的損失:
    被害者がAIで作られた有名人を信じてしまうことによって、金銭をだまし取られる危険性があります。
    例えば、偽の有名人が被害者に対して寄付を要求するなどの手法があります。
  3. 個人情報の漏洩:
    金銭的損失と同様に、被害者は個人情報を取られてしまう危険性があります。
    これにより、被害者のプライバシーやセキュリティが危険にさらされる可能性があります。

これらのリスクを最小限に抑えるためには、次のような対策を取ることが重要といわれています。

  1. 確認の徹底:
    受け取ったメッセージやメールで本物かどうかを確認することは困難です。相手の言っていることを安易に信用しないということが重要です。
    疑わしい場合は、公式の連絡先を使用して本物であることを確認しましょう。
  2. 個人情報の提供を避ける:
    詐欺師による個人情報の入手を防ぐために、身元を確認せずに個人情報を提供しないようにしましょう。
  3. セキュリティ意識の向上:
    フィッシング詐欺など、SNSを使った詐欺に関するセキュリティ意識を高めることが重要です。
    不審な情報やリクエストには警戒し、慎重に行動しましょう。

また、これらの詐欺を報告することも重要です。
被害を受けた場合は、警察や詐欺対策機関に通報し、他の人々が同様の被害を受けないようにするのに役立てましょう。

 

AIの技術は日々向上しています。
現時点では、見るからに怪しい偽動画も多々ありますが、数年後にはAIで作られた動画と実際に撮影した動画を見分けづらくなることが想像できます。
インターネット上にある有名人の動画に関しては、AI詐欺の危険性があるということを留意し、被害に合わないように注意することが重要です。

以上、「偽サイト」や「有名人をかたるAI詐欺」の危険性はいかがでしたでしょうか。

偽サイトやAI詐欺サイトについてのニュースがよく放映されています。
不利益を避けるためにも、「偽サイト」や「有名人をかたるAI詐欺」に騙されないように利用することが重要です。

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