Tik Tokは、人気アーティストの曲や、オリジナルソングに併せて口パクしたり、踊っている様子の動画撮影、配信ができるリップシンク(口パク)動画アプリです。
2017年11月にYouTubeでの広告配信を開始し、人気YouTuber、モデル等の利用により日本の若者の間に一気に広まったと言われています。2018年度1月、写真/ビデオカテリ で4位にランクインしており、10代の間では、「TikToker」 といった言葉も使用されるほど人気のアプリです。
参考:「口パク動画「リップシンクアプリ」はインスタを超えるか :2018急上昇ワード」
アプリ内の曲を使用して、15秒の動画の作成や配信、友人や有名人の動画の視聴をすることが 出来ます。曲、動画加工方法の豊富さから「可愛い系」「ダンス系」「おもしろ系」等、様々なジャンルの動画作成が可能です。
また、Tik Tokは、LINE,Twitter,Instagram,Facebook,Kakao Talkと連携しているため、作成した動画をこれらのアプリに手軽に共有することが出来ます。
他人の動画にコメントやいいねをしたり、メッセージ機能を使用することで気軽にTik Tok上の人とやり取りをすることが出来ます。
他の動画アプリよりも、編集の手間が掛からず一人で撮影可能であること、動画が15秒間のため、撮影や動画視聴が気軽にできる点が人気だと言われています。
手軽に完成度の高い動画作成、配信が出来、撮影者が一人でも日常生活を楽しんでいる「リア充」の様子を発信し注目を集められるので、10代の「人に見られたい」「認められたい」という気持ちを満たすことの出来る点が人気の理由ではないかと言われています。
Twitter, Instagram等のメジャーなアプリに高年齢層の利用者が増え、息苦しさを感じ始めた10代が、感性の合う同世代との交流の場として利用できることも人気の理由の一つに挙げられます。
参考:「口パク動画」人気の理由 承認欲求と自己表現、同時に満たせる
公開範囲を「プライベートモード」に設定しておかないとTikTokを使用している全ての人に自分の投稿した動画を見られてしまうため、無断転載されてしまう恐れがあります
YouTube等の動画サイトでは、「Tik Tokのウザい動画集まとめ」等かなりの数の動画が無断で使用され、Tik Tokユーザーに対する批判のコメントとともに晒しあげられています。
Tik TokはTwitter,Instagram等のメジャーなSNSの利用者層と比べ、日常生活を楽しんでいる様子を見せたい「リア充」と呼ばれる層の使用頻度が高いと言われています。そのため、Tik Tokユーザーはネット上で「痛い」「黒歴史になる」といった陰口を言われたり、批判の対象になってしまうことが多いです。
中高生は、Tik Tokで作成した動画をYouTube、Twitter,InstagramといったメジャーなSNSに「#口パク」「#リップシンク」「#tiktok」のハッシュタグをつけて投稿します。
同時に「#●●している人と繋がりたい」等のハッシュタグをつけて投稿することも多く、自分と同じ趣味を持つ人との交流を求め、見ず知らずの人が自分の動画を見にくるような動きを助長している結果となっています。動画を見た人から心無いコメントが来て傷ついたり、日々動画を配信することでネットストーカーに合う確率を高めてしまうこともありますので注意が必要です。
Tik Tokと同様、様々なアーティストの曲に合わせて動画を作成できる。
リップシンク(口パク)動画アプリではTik Tokより先発的存在。2018年度1月、App StoreのiPhoneの人気無料アプリランキング、写真/ビデオカテゴリで67位にランクインしている。
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