総務省から平成30年度のネットオークションとフリマアプリの取引経験が発表されています。
総務省 平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 |
該当の89ページ、10代の数値を抜き取って表示すると次の通りになります。
こちらの数値は平成30年度の数字のため、コロナ禍前の数値です。コロナ禍の数値が反映されるのは来年の秋頃になると思われます。
また、10代のフリマアプリによる収入については、次のような調査結果もあります。
10代の5人に1人がフリマアプリによる収入あり、毎月平均でいくら稼いでいる?|@DIME アットダイム
イマドキの10代は何にお金をかけているのだろうか?また、お小遣いはいくらもらっていて、どれくらい貯金をしているのだろうか? そんな10代の金銭感覚を深堀する意識調査がこのほど、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社により、15歳~19歳の学生1,000名を対象として実施されたので、紹介していきたい。 …
10代の金銭感覚を深堀する意識調査の中で、1ページ目後半にフリマアプリによる収入について載っています。
「フリマアプリで収入を得る」では、「している」が18.5%、「していないが、したいと思う」が41.9%で、合計した『前向き(計)』が60.4%となっています。
こちらの調査期間は2020年1月10日~21日となっています。「経験がある人が多い」と感じる方も多いのではないかと思います。
前述の「総務省」「小学館 @DIME」の調査はコロナ禍前の調査ですので、コロナ禍に調査したデータを紹介致します。
【調査リリース】コロナ禍で起きた消費者行動変化をネット行動ログで緊急調査 ハローワークやZOOM、手作りマスクやPC用品など利用急増
インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 …
こちらの調査は、各ページの閲覧数の増減を調査したデータになります。「調査対象は20代以上となっていますが、データより外出自粛において、ネット上での売買の機会が増えている事が明示されており、これは10代でも同じ傾向にある可能性があります。
SNS取引における、不安やトラブル、対策について次のような調査結果があります。
SNS取引アプリ『アズカリ』が「SNS詐欺への危機意識と安全取引へのニーズ」を調査 SNS取引経験者の7人に1人が詐欺被害に約7割が「SNS取引に不安を感じる」一方で過半…
今回の調査はSNSの普及率が高まるにつれ、コロナウィルスの影響によりイベント等が中止となり、増加すると予想されるSNS個人間での取引によるトラブルや詐欺被害等の実態やリスクに対する意識、安全に対する意識を把握するため実施。その調査結果から、SNS取引経験者の7人に1人が詐欺被害に遭っており、 …
こちらの調査は、「SNS個人間取引をする全国の18~49歳男女1500人を対象にSNS詐欺への危機意識と安全取引へのニーズに関する意識調査」です。
SNS個人取引経験者の7人に1人が詐欺被害、半数が周りで詐欺被害・トラブルに遭っているのを見た事があるなど、利用者は身近でトラブルが起きているようです。
しかし、半数以上(52.5%)が「対策意向があるものの対策方法が分からない」と回答しています。
では、どの様な対策が重要なのか紹介します。
手軽さの裏に落とし穴 ネットオークションやフリマアプリ、取引急増でトラブルも
インターネットオークションやフリーマーケットアプリ(フリマアプリ)を巡る利用者間のトラブルが増えている。ネット上の個人間取引が近年急増し、目当ての品を気軽に入手できる一方、落とし穴も多い。相談を受ける弁護士は「リスクを認識してサービスを活用してほしい」と呼び掛ける。 …
こちらでは、「むしろ売る側と買う側で認識が異なり、トラブルになる場合が多い」と書かれています。
また、「安さには理由があると認識して過度な期待はせず、取引相手の信頼性や条件を見極めながら楽しく利用してほしい」とも書かれています。
販売者と購入者の双方が、信頼関係を築く必要があるようです。
他にも、フリマアプリ詐欺というのもあります。
フリマアプリで詐欺にあわないための注意点|セキュリティ通信
メルカリをはじめとしたフリマアプリでの買い物は楽しいものです。 今回はインターネット上でのやらせレビューの状況や、正しい判断を行うためのヒントについてご紹介します。 しかし、フリマアプリでの買い物が一般的に普及すると同時に、フリマアプリでの取引を狙ったも多発しています。 今回はすっかり私たちの身近になったフリマアプリで、詐欺にあわないために気を付けるべきことを確認していきましょう。 …
こちらでは、次のような対策が載っています。
こちらには、「怪しい常套句」というものが載っています。
オークション/フリマで見かけたら怪しんだほうがいい怪しい常套句【被害事例に学ぶ、高齢者のためのデジタルリテラシー】
ネットオークションやフリマアプリでの取引はトラブルが絶えません。最近は、サービス側も露骨な詐欺に対しては対策を取ってくれるようになりましたが、サービスが定めた正規の手続きとは違う手順で取引したり、相手に悪意と知識がある場合などは、被害を回復できない可能性があります。経験を積めば怪しいと分かる誘いも、トラブルに出会ったことがない人だと判別がつかないことでしょう。そこで今回は、ネットオークション…
この様な言葉が入っている場合は、購入を避けた方がよいとされています。
トラブルに合わない為にも、SNS取引とはどのようなものかをしっかりと認識し、購入したい思いに引きずられずに確認や検討する時間を設ける必要があります。
最後に、トラブルに遭った際の対応策も紹介させていただきます。
インターネットでのチケット転売に関するトラブルが増加しています!
詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。 全国の消費生活センター等には、コンサートやスポーツなどの興行チケットのインターネットにおける転売に関する相談が寄せられており、2018年度の相談件数は2,045件で、2017年度と比べると1,000件以上増加し、約2.4倍になっています。 …
こちらの「アドバイス」に書かれています「消費生活センター」に相談してください。
*消費者ホットライン「188」
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
*警察相談専用電話「#9110」
お金をだまし取ることが目的であると疑われた場合は、すぐに警察に相談してください。
また、ご家庭での指導においては、「総務省 インターネットトラブル事例集」の8~9ページにも記載がありますので、そちらの利用もお勧めします。
総務省
8ページ フリマなどネットを介した直接取引によるトラブル |