友達の写真や、トーク画面のやりとりのスクリーンショット(スクショ)などを他の人やグループに送るトラブルが発生しています。
自分はここだけの話と思って送信しても、相手がどのように扱うかはわかりません。
場合によっては、Twitterやオープンチャットなど他のSNSに投稿してしまうこともあります。
1対1の個人トークなどプライバシー情報にあたるものや、社会的な評価を下げられるような内容(名誉棄損)がネット上で拡散された場合、法的措置をとられることがあります。
1対1のやりとりまたはグループ内であっても、他の人に見られたら困るものは軽い気持ちでも送らないようにしましょう。
グループLINEは人数が多いため、通知がたくさんきてしまうことがあります。
また、不用意にスタンプを連打するなどして通知が増えてしまう場合もあります。
みんなが返信してしまうと通知が多くなってしまいます。
対策
・LINEの通知オフ機能を使う
・グループのルールを決めておく。
・全体のメッセージで返信するのではなく、メッセージへのリアクション機能を使うなどメッセージを送信しないかたちでのコミュニケーションを図る。
メッセージのリアクション機能とは、メッセージそのものにスタンプをつけられるもので、メッセージには表示されず通知も来ないので、通知も少なく必要な情報が埋もれる可能性も低くなります。
上記の事例において、自分は「私たちは友達なんだから気にしなくていいよ」と言ったつもりでも、相手には「私たちはもう友達じゃない」と受け取ってしまう可能性があります。
対策
・自分の言葉がどのように受け取られる可能性があるのか、一度考えてから送信するようにする。
・スタンプや絵文字などを使って文章だけではわからない部分を表現するようにする。
・なるべく対面で話す時と同じような雰囲気や口調が伝わるように工夫する。
ネット上で普段会っている時には使わないような言葉遣いや表現をしてしまうと相手を戸惑わせてしまうため、工夫するようにしましょう。
クラスLINEで文化祭の出し物を話し合っている場面ですが、一部の人たちで進んでしまい、既読も少ない状況で決定してしまっています。
そのタイミングでLINEを閲覧できていなかった人はそもそも議論に参加できない状況になってしまっています。
対策
・クラス全体に関わることはなるべく対面の場で行う。
・LINEで行う必要がある場合は、同意する際はスタンプを送るなど誰が何を思っているのか把握し、またスタンプを送っていない人には直接個人ラインで聞いてみるなどの工夫を行う。
グループを退会する/させることもトラブルの元になってしまうことがあります。
自ら退会した場合
自らグループを退会した場合、トーク画面に「〇〇さんが退会しました」と表示され、誰が退会したのか簡単にわかってしまいます。
また、メンバーリストやトーク履歴などにアクセスできなくなり、アルバムやノートも閲覧できなくなります。
一言挨拶をしてから退出するなど後腐れないようにすることも大切です。
また、通知が多い場合は通知オフに、トーク履歴を消したい場合はトークの削除もできるので、他の方法を試してみるのもよいかもしれません。
退会させられた場合
グループを退会させた場合、「△△さんが〇〇さんをグループから削除しました」と、誰が誰を退会させたのかが表示されてしまい、グループの他のメンバーにも知られてしまいます。
また、退会させられた場合は退会直前までのトーク履歴は閲覧できますが、アルバムやノートにはアクセスできなくなります。
その行為が持つ意味を考えてから行うべきです。退会させられた相手は自分が悪いことをしてしまったと悩み、他のグループメンバーもただならぬ雰囲気を感じるでしょう。
先のことまで考えて行うようにしましょう。
今回はLINEのトラブル事例についてまとめていきました。
トラブルの原因は相手の気持ちを配慮する想像力に欠けていることから発生してしまうことがほとんどです。
顔が見えないオンラインという場所だからこそ、対面以上に想像力を持ってコミュニケーションを図ることが大切です。