保護者会等を通して、スマホのルール作りを保護者へ話すようにしています。
しかし、一部の家庭では「ルールが決められない」「ルールを決めても、結局守らなくなる」ということが起きてしまいます。他にも、「子どもが布団の中でスマホをいじっていると、何をしているのかわからない」「スマホ依存のようになっているみたいだけど、どうしたらいいか」といった声も聞かれます。
生徒へはスマホのリスク等を教えていますが、保護者へ対してはどのようなアドバイスをすればいいですか?
「ルールを決めても、結局守らなくなる」という状態になった時、「それでも子どもの様子は気にしている」という、サインだけでも送ってあげると良いかもしれません。
「スマホのルールを決めよう!」のようにに正面から呼びかけても、子どもは面倒くさがってしまうかと思いますので、さりげなく、ご家庭でスマホのことを話題にできると良いですね。例えば、「スマホで〇〇の情報やっているらしいよ!」とか、「〇〇っていうSNSがあるって聞いたんだけど、どんな内容なの?教えて!」のようにご家庭の中でスマホのことを話題にするのが第一歩です。すると会話の中から、子どもがどのようなアプリやSNSを何に使っているかというようなことが分かってくるかもしれません。
また、子どもがどのようにスマホを使用しているのかよく分からず不安であっても、「何かあったら必ず大人を頼って欲しい」という言葉かけは必要かと思います。もし親との関係性があまり良くない場合は、「トラブルがあった時には一人で抱えずに、親でなくていいから、周りの大人には相談すること。」というものであっても構いません。
このように、親子間のつながりはしっかり保つようにして、小さなことでも良いので、何か1つでもスマホのルールを決めておくことが大切だと思います。
学年、クラス、教員名が書き込まれたツイートを発見しました。
その内容は、該当の先生の悪口や「担任変えて!」というような文章が書かれているも のでした。このような投稿をスクールガーディアンで削除することはできますか?
このケースの場合、まずスクールガーディアンよりサイトへ削除依頼を出しました。また、このアカウントの過去の投稿を見ていくと、他にも悪口が書き込まれており、どうやら悪口を書き込む専用の「裏アカウント」として使われているようでした。このような場合、問題のアカウントが何を書き込んでいるのかを先生方でご確認いただくと、比較的容易に発信者の像が見えてくることがあります。
このようなことがあった際に生徒様へ注意喚起をされる場合は、匿名の裏アカウントであっても、色々な人たちに見られていることを忘れない、ということを伝えていただくと良いかと思います。
また、何か友達に相談する際にも、文字として書き込んでしまうと、最終的に本人へ伝わってしまうということがあります。時には不満を吐き出すことも必要ですが、
「一度投稿したものは、簡単に削除できない。」
「情報は一人歩きする」
「世界中につながる影響力がある」
このようなSNSの特性を、改めてお話することも必要です。