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パトロールスタッフに聞いた!最近のトラブル事例と心構え

2022.06.22

デジタルネイティブの世代にとって今や当たり前のスマホやインターネット。
現在高校生のスマホ所持率は98.7%との報告もあり、今では生活の一部としてすっかり定着していることかと思います。
一方で、SNSやインターネットをきっかけとしてトラブルに巻き込まれる子どもたちも増えてきています。
様々なアプリやSNSがある中、一体どのようなトラブルが多いのか、そして夏休み前に
「子どもたちに向けて伝えたいポイント」など、弊社のネットパトロールスタッフに聞いてみました。

SNSに起因する事犯の被害児童数

長官官報によると、令和3年にSNSを通じ被害にあった18歳未満の子どもたちは、1,811人と高い水準にあります。

引用:長官官報 令和3年の犯罪情勢

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/crime/situation/r3_hanzaijyousei.pdf

 

SNSは、リアルタイムで近況を知人と共有したり、興味のある分野の情報を収集する為のツールとして活用できます。

しかし、思わぬ落とし穴も多く全国的にSNSを起因とする被害は増加傾向にあります。

最近のトラブル事例

弊社のネットパトロールを行っているスタッフに「よくある最近のトラブル」について聞いてみました。

 

1.グーグルマップに学校を批判する口コミ

学校関係者からよくある相談の一つとして、グーグルマップの口コミがあります。学校の正式名で検索すると、検索結果上位にヒットしてくる為目に止まりやすく、誰でも投稿することができます。

デマが書かれていたり、教員がひどい対応をした等、学校の評判を下げる口コミが目立ちます。

口コミは誰でもかけてしまうため対処は難しいものです。完全に個人情報がでているものは運営元が削除する傾向にあるようですが、莫大なデータ量な為、すぐに削除されるかは不明確となっています。

デマの情報などは事実無根であることを子どもや保護者に丁寧に伝えていくことが誠実な対応となるでしょう。

 

2.街中で撮影された写真が、ニュースサイト等に無断であげられている

ニュースサイト等で使用されている写真に、子どもたちが写り込んでしまいそのまま使用されていたなんてこともあります。

SNSでは、制服写真を投稿する為だけの専用アカウントなどが存在したり、街中の写真として撮影された素材に、子どもたちが写っているということも少なくありません。

離れている位置から撮影されていることも多く、本人は気づいていない為、自ら避けることや、国の取り締まりも現状は難しいようです。運営サイトに削除依頼を出すことも有効な対処であり、削除に至るうえでは「本人から依頼をだす」ことも大事なポイントだそうです。

 

3.ストーリーなど一定時間で消えるはずの投稿がコピー、拡散されている

SNSの機能として一定の時間で投稿が消える「ストーリー」があります。インスタグラムやラインなどで大変人気の機能ですが、「一定時間で消える」安心感からつい不適切な投稿をする子どもたちがいます。この投稿を誰かにスクリーンショットで保存され、気づいたら拡散されているということがあります。

フォロワーしか見ていないからといって、信頼しすぎることはとても危険です。友達、知人から漏れてしまうということを忘れないよう意識することが大事になってきます。

 

4.ライブ配信の映り込み

ライブ配信が若い世代に人気ですが、ライブ配信だからこその落とし穴があります。ライブ配信は、自身の近況をライブ形式でSNS上にシェアすることができます。配信内容も様々で、ゲーム画面を撮影しライブ形式で実況する子どもたちも増えてきており、ゲーム好きの視聴者には人気の内容となっています。

しかし、その配信中にラインの通知(新着メッセージ)が画面上部に映り込んでしまい、個人情報が漏れる危険や、配信中に後ろで親が本名を呼んでしまったなんてこともあります。

また、ゲームに熱くなりすぎて暴言を吐いたことがネタとして拡散されるなど、その時の勢いから生まれてしまう危険も多く潜んでいます。

 

5.他にもこんな事例が・・・

他にも次のような事例があります。

 

・ゲームのカスタムマッチで金銭トラブル

自分たちでゲーム大会を主催して賞金をだしあう。

いざ優勝してもお金が貰えなかったなどの金銭トラブルや、そのことを拡散され炎上してしまうことも。

 

・ライブグッズの交換・購入代行のトラブル

SNS上でのアイドルライブグッズの交換や、ライブに行けなかった人の為に購入代行をする子どもたちがいます。グッズの交換時に商品が来ないトラブルや、見知らぬ人との間で住所のやりとりが発生したり、そこから悪質な出会いに発展する場合があります。

個人情報を教えることに抵抗がある人は、次回のライブで直接渡すなど工夫をされている子どもたちもいるようですが、トラブルが多く潜む行為です。

 

・オンラインゲームのいじめ

音声会話をしながらゲームをしている際に起きるトラブルです。最近では課金することで自身のキャラクターが強化され、強すぎて友達から妬まれ強い人をチームにいれない(はぶき)いじめがあるようです。また、ゲーム中の画面が気付かぬうちに録画され、無断でゲーム実況動画として投稿されてしまい、その音声などから個人情報が漏れてしまった。なんて事もあるようです。

夏休み前に生徒に伝えたい3つのポイント

子どもたちは、これから夏休みに入り自分の時間が増えてくる時期かと思います。

そこで、前述したトラブル事例を踏まえて「子どもたちに伝えたい3つのポイント」をお伝えします。

 

1.フルネームは使わない

SNSやライブ配信、ゲーム等では自分も友達の名前もフルネームで呼ばない、使わないようにしましょう。ゲーム実況などから漏れることがあります。

 

2.写真付きの投稿には注意

どこにいるかなどリアルタイムの写真付きの投稿には注意してください。店舗内で食べ物をツイートすると、店名や写真で居場所がわかる危険があります。フォロワーが近所だとその場にすぐ行けてしまうので注意が必要です。

夏休みで遠方にいることがわかり、空き巣被害に繋がった例もあります。

 

3.フォロー、フォロワーをあまり信用しすぎない

これは心構えですが、画像や投稿は誰か一人でもみている人がいれば、コピーされて保存され残り続けます。親しい友人・信頼していた友人であっても、そこからトラブルに発展することは非常に多いです。信用しすぎてしまうと思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあり注意が必要です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、「ネットトラブルの事例」と「夏休み前に伝えたい大切なポイント」についてご紹介しました。

ネットトラブルは、「自分は大丈夫。」と油断し隙を作ることで、巻き込まれやすくなることがあります。自分が気をつけていても必ず相手がいます。まずは子どもたちがどのような被害に巻き込まれやすくなっているのか、学校でも最近の流行を共有しながら危険な点について話しあうなど、自分の置かれている環境を子どもたち自ら知ることが大切です。

夏休みに入る前に是非、危険性を理解した上で、どのように使っていくと良いかという心構えについて話し合っていただけたらと思います。

私たちは、対策としてネットパトロールを提供しています。

ネットトラブルに巻き込まれることを未然に防ぐ対策として、弊社ではネットパトロールのサービスを学校・自治体へ提供しています。

ネットパトロールは、子どもたちの被害を防ぐため検索・監視を行い、学校非公式サイト等やSNSの不適切投稿の早期発見に繋げています。。個人情報流出やネットいじめや、出会いや犯罪等に繋がる恐れのある投稿をいち早はやく学校関係者へ報告し、その対策について総合的に支援するコンサルティングサービスです。

 

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