パソコンやスマートフォンで競技の様子を見ることができる「LIVE配信」を騙ったフィッシング詐欺への注意を警視庁が呼びかけています。
フィッシング詐欺とは、例えば「サッカー LIVE」などと検索して出てきたページで試合を見ようとクリックすると会員登録が求められ、入力した個人情報やクレジットカード情報と、それを元にお金を騙し取るというものです。
過去にもゴルフのイベントやラグビーのワールドカップでも同様の詐欺が確認され、今回のオリンピック・パラリンピックでも同様のフィッシングサイトの出現が予想されるため警視庁が注意を呼びかけています。
などの注意が必要です。
オリンピック・パラリンピックはこれまで知ることのなかった国や競技に興味を持つとても良い機会です。世界には様々な文化があること知り、その多様性に触れることができます。
一方で、SNS上で過去にも発生しているのが人種差別や競技の結果に起因する選手への誹謗中傷です。
2018年の平昌オリンピックでは、ショートトラック女子500メートル決勝で繰り上げ銅メダルを獲得したカナダ選手のSNSが、韓国の一部ネットユーザーからの多数の中傷投稿により炎上し、IOCが選手に敬意を払うよう異例の呼びかけをしたということがありました。
今回のオリンピックに合わせ、日本オリンピック委員会(JOC)では、SNSでの選手への誹謗中傷を監視するチームを設置するとされており、悪質な場合は捜査機関への通報も想定されています。
多くの選手が実名でSNSでの発信を行っていますが、改めて「SNSは“匿名だから”“相手は有名人だから”“何を言っても大丈夫”という場ではない」ということを認識する必要があります。
SNSでよく見られますが、スポーツ中継などのテレビ画面を動画で撮影し、SNSに投稿することは著作権侵害にあたる可能性が非常に高いです。
“みんなもやっているから大丈夫”ではなく、そういった投稿は違法の可能性が高いことを認識し、自分が投稿しないだけではなく、“いいね”などで賛同の意を示すこともしないようにすることが大切です。