クラスメイト全員と担任の先生とで、オンライン上でホームルームを行ってみましょう。
連絡事項の伝達だけではなく、あくまでも生徒様同士が交流できるように工夫してみて下さい。新入生であれば、まずは自己紹介から。授業後に今日の感想を話したり、最近楽しかったこと等を発表してもらう場を設けてみるのも良いかもしれません。
参考例
G suite for education内にある「Google Meet」を使ってホームルーム。
オンラインでも「友だちの姿を見ること」の必要性を実感されているレポートです。
https://blog.ict-in-education.jp/entry/2020/04/22/050000
ちょっと一工夫!
①自己紹介等の発表を行う際、音声だけでは聞き取れなかったりすることもあり得ます。紙に発表内容を書いてもらい、それを画面に示しながら行ってみて下さい。
②行われたホームルームの内容は、欠席したり機器トラブル等で参加できなかった生徒様へも伝わるように、まとめを作成してオンライン上で共有しましょう。
部活や同好会もオンラインでスタートさせてみましょう。部員と顧問の先生がオンライン上に集まり、運動系であればトレーニング内容をシェアしたり記録の報告を行う。また、文化系であればパソコンで絵を作成するとか演奏場面を動画でシェアするなど、様々に工夫してみて下さい。「オンライン体験入部」のように、新入生が様々な部活を体験出来るような場を設けることも大切です。
参考例
・Excelファイルを部員と共有している野球部。
練習メニューの提示、お手本動画のアップロードを行い、各部員には練習の様子を動画で撮影してもらい提出してもらっています。
https://withnews.jp/article/f0200418000qq000000000000000W0em10701qq000020908A
・ZOOMを使って、学校説明会の場でダンス部体験会。
公式SNSを開設して、新入生や受験生へ向けて情報発信。
https://www.hosen.ed.jp/blog-ghs/nyushi/27308/
(宝仙学園高等学校女子部HPより。)
・Youtubeを使って部活の雰囲気を伝える動画を作成。
新入生、受験生の部活体験に!
https://www.youtube.com/watch?v=skiS5M-WjMQ
(三重高ダンス部 SERIOUS FLAVOR公式チャンネルより。)
ちょっと一工夫!
①大勢で集まる場も必要ですが、小人数で話し合える場も作る工夫をしてみましょう。活動がやりやすく、生徒様同士がコミュニケーションをとりやすくなります。活動内容や記録を表にして共有できるようにしておくのも良いでしょう。
②活動の内容は毎回記録しておき、全部員がオンライン上でいつでも確認できるようにしておきましょう。
①オンライン上から離れる時間を意識的に設ける。
外出自粛で、SNSやゲーム等インターネットに触れている時間が多くなっているかと思います。授業やホームルームもオンラインでとなると、長時間インターネットに触れ、液晶画面を見続けることになります。1日の中で意識的にインターネットから離れる時間を設けて、心身の健康を保つことが大切です。
②人数、時間、回数を様子を見て設定する。
オンラインでのやりとりが苦手だったり、難しく感じたりする生徒様もいるかと思います。皆が参加しやすいように役割を与えたり、ダラダラとやりとりを続けたりしないように、その日の内容に応じて人数、時間等を決めていきましょう。また、開催の頻度を決めておくことも大切です。
※参考:小人数でのグループワークに役立つ、ZOOMのブレイクアウト機能
(1つのミーティングを最大で50の別々のセッションに分割することが可能です。)
③ホームルーム等の活動内容を無断でSNSに投稿しないように注意する。
欠席したり、機器のトラブルや家庭環境等でそれぞれの場に参加できない生徒も出てくるかと思います。そういう生徒様のためにそれぞれの活動を録画したものや課題等を、生徒様自身が良かれと思って無断でSNSに投稿してしまうことがないように注意する必要があります。必要があれば、学校がそのような環境は用意する、という役割分担が大切です。
また、クラスメイトや部員の名前、写真等をSNSに無断で投稿することは個人情報の流出に繋がりトラブルの元です。オンラインで活動を始める前に、生徒様へ注意喚起を行って下さい。