5月上旬には大阪駅で起きた飛び降り自殺の一部始終の動画、5月下旬には21歳の女性が知人男性を刃物で刺した事件の直後と思われる事件現場がTwitter上に投稿されてしまいました。また、とある女性タレントがアフリカ象の密猟に対する批判の一貫として、密猟シーンの画像を投稿しています。
さらにユーザー自身がグロ投稿を行うものだけでなく、人気のツイートにグロテスクな画像を返信する迷惑行為「グロ画像テロ」なども話題になりました。
TwitterなどのSNSには画像・動画の表示設定を変更する機能があります。これを利用をすることで、一定程度そのような画像を目にする危険性は下がるので、設定されることを推奨します。
InstagramにはTwitterのようなセンシティブな画像を表示しない設定はありません。
Instagramはフォローしていないユーザーの投稿を見る機会がTwitterに比べて少ないので、フォローするユーザーにをつければそのような画像が目に触れてしまう危険性は低いと言えます。検索をしないなどの自己防衛も重要です。
他の人にショッキングな画像・動画を広めない「他己防衛」も非常に重要です。そのような画像を含む投稿はリツイートやそれを受けた投稿をするユーザーが大勢いることでトレンド入りし、より多くの人の目に触れてしまうケースがほとんどです。他のユーザーに不快感やショックを与える可能性のある投稿のリツイートにはきちんと責任を持つことが必要です。また、Twitter上では、いいねした投稿もフォロワーのタイムライン上に反映される可能性があります。Twitter上の投稿の拡散ではリツイートではなく、「いいね」から他のユーザーの目に触れるケースも多いので、細心の注意が必要です。
前述の「グロ画像テロ」では、返信を行われ被害にあった投稿者たちが自ら「#このリプ欄にはグロ画像があります」等のハッシュタグを用いて、多くの人の目に触れないような他衛対策を行いました。このような動きには非常に効果があり、これに付随して行われた違反通報もあり、事態は終息に向かうという事例がありました。このことから、他衛がそのような画像が拡散され、多くの人の目に触れてしまう事態を防ぐ、抑止力になることがわかります。
ショッキングな画像・動画がSNS上に出回ることは以前からあり、今後も完全にはなくならないインターネットトラブルです。自分自身が気を付けることは勿論、他のユーザーへの配慮も欠かせません。
Twitterで不適切画像をリプライする迷惑行為横行 Twitter「対策行う」とコメント
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1801/15/news066.html
新宿で21歳女性が男性を刺した事件の現場写真が拡散、「グロ画像」は違法になる?
https://www.bengo4.com/c_23/n_9686/?fbclid=IwAR1jpGKu3gDm9sTD1v1DUGu_fggNO26o5-tZahOv18Kp-ihb5XrpraCZPwQ