2019.01.17
確かな土台と明確な指針でSNS運用をポジティブに展開する
インタビュー日: 2018年11月
担当者様: 広報室 室長 斎藤 貢市先生
共学・別学: 中高一貫生は男子校、高校入学生は共学
運用SNS:Facebook、Twitter、Instagram
―今年度の4月に校長から受験生獲得を意識してSNS運用を開始するという指示があり、そこから運用が始まりました。
―特にルール決めは行いませんでした。細かいルールの明記はありませんが、生徒の写真と個人名が結びつくような投稿を行わない、などの制約はあります。
投稿は基本的に、ウェブサイトなど外部に出るような情報の取り扱いのルールに準じています。またSNSでのトラブルについての情報は、スクールガーディアンの講演や教科書などで学んでいるので、基本的な部分は理解しています。このような土台を教職員が理解していることを前提にSNSを運用しています。そのため細かいルールを設けずとも、運用を進めることが出来ています。
―受験生向けに運用しています。HPや広告から本校に興味を持ってオープンキャンパスに来てくださった受験生とその保護者の方との繋がりを作り、常に情報を提供して、本校を第一志望に決定していただく要因の一つになればと考えております。ですので、SNSで本校を発見して足を運んでもらおう、とはあまり考えていません。
―本校は生徒にとって非常に楽しい学校であると私は考えていますので、生徒たちが楽しんでいる顔を届けるだけで良いのではないかと思っています。
したがって、生徒を集めての撮影などは行わず、学校行事、授業風景や部活動など、生徒のありのままの姿を撮影することを大切にしています。見ていただいてる方に「楽しそうだね」「集中しているね」というような感想を持っていただき、少しでも心を動かすような投稿が行えればと考えております。
―SNSによる効果は図ることが難しいので具体的な数値などは述べられませんが、保護者様や入学した生徒からは、様々なお声をいただくことがございます。
また、ボランティア活動の様子を投稿したところ、地域の方からも温かいお声がけをいただきました。反応をいただくということは、それだけ生徒を見てもらっているということなので、とてもありがたいことですし、生徒の成長の機会にもなると思います。また、生徒と教員、教員同士の関係構築や、やる気向上にも役立っています。
ーFacebookは校長が投稿を行っています。校長の生の声がわかるのがよいということで、他の人による投稿は行っていません。
Twitterの方は、広報室長の私が一人で投稿しています。学校内で気になったことや見たことを投稿しています。温かいお父さん目線で、優しい雰囲気が出るように心がけています。Twitterは特に様々な方から見られていることを想定して投稿しています。
Instagramは、私と他に4人の先生で運用しています。5人で行っているので投稿の内容や言葉遣いにばらつきはありますが、あえて統一せずに投稿を行っています。投稿後、一通り私が確認し、問題があれば削除するようにしていますが、今のところそのようなことはありません。4人の先生にご参加いただき、人の手を増やすことで投稿数を増やしているのですが、何かあった時に対応できるように、私が確認を行える範囲内で運用をすることにしています。
担当者 | ターゲット | 投稿内容 | |
校長 | 受験生の保護者の方
(特に父親向け) |
校長の生の声 | |
広報室長 | 受験生(特に女子生徒)
その他様々な層の方 |
学校での出来事 | |
4人の教職員
広報室長 |
保護者の方(特に母親向け)
在校生の保護者の方から受験生の保護者の方へ広げたい |
学校での出来事
部活動などの記録 →生徒の顔写真中心 |
―SNSの運用を行うことは、今までの広報活動のプラスアルファだという風に考えています。他の広報活動と違って効果を図ることは出来ませんが、この先インターネット上での広報は重要になることなのでSNS運用もスタートしたかったのです。
SNSをやらないことはマイナスだと考えて、動いています。
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斎藤先生、お忙しい中でインタビューにお答えいただき誠にありがとうございました。
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