Twitterでは、よく企業によるキャンペーンが実施されます。例えば、企業のツイートをリツイート、いいねを押すと抽選で商品が当たる等の内容が挙げられます。最近では、ZOZOTOWNの前澤社長の実施していた「100人に100万円が当たるお年玉キャンペーン」が記憶に新しいですが、キャンペーンが話題になればなるほど公式アカウントを装った偽アカウントが現れ、騙された人々は商品発送・手数料の振込のための個人情報や、口座情報を渡してしまいます。
「100万円あげる」ツイート…前澤社長「以外」は要注意! 個人情報流出の危険も
2019年1月5日、ZOZOの社長・前澤友作さんが「100人に現金100万円をプレゼントする」と自身のツイッターに投稿した件で、前澤さんの名前をかたる偽アカウントや、ほかのユーザーによるプレゼント企画を模倣した投稿が目立っている。前澤さんは1月7日の投稿で、プレゼント企画の投稿がリツイート数の世界記録を超えたとする一方で、「偽アカウントが複数発生中です。
被害に遭わないためには、そもそもキャンペーンに応募をしないといった手段も考えられますが、こちらの記事では、キャンペーンに応募する場合、被害に遭わないための対策を紹介します。
■信頼できる公式アカウントかを判断する
・認証バッジが取得されているか
主な公式アカウントには、アカウント名の横に青いチェックマークが付与されます。これは、「認証バッジ」と呼ばれ、Twitterがアカウントを、世間の関心を集める本物のアカウントであると認定した際に付与されるマークです。これを確認することで、アカウントが公式のものか判断することが可能になります。
・公式サイトに掲載されているアカウントか
企業のSNS公式アカウントは、各企業の公式Webサイトにリンク先が掲載されています。認証バッジがなく、アカウントが公式のものか判断がつかない場合は、企業の公式Webサイトを訪れ、判断することをお薦めします。
最近、「Instagramのお仕事に興味ありませんか?」というような誘い文句の元、Instagramでの投稿で広告収入を得る仕事の勧誘が相次いでいます。このようなコメントを受け取った子どもたちは、自分の投稿に反応があったことへの嬉しさや、楽してお金を稼げるかもしれないという期待から、アカウントとのやり取りを開始してしまいます。そのようなコメントを寄せている全てのアカウントが詐欺という訳ではないようですが、ほとんどのアカウントは、スカウト詐欺が目的であると言われています。やり取りを続け、セミナーに参加した結果、高額な参加費を要求される、ダイレクトメッセージでのやり取りで、個人情報を渡してしまった等の被害が相次いでいます。特に、未成年は、YouTuberなどのインフルエンサーに憧れる傾向にあることから注意が必要です。
■コメントを受け取らない環境を作る
・アカウントを非公開に設定する
アカウントを非公開設定にしておけば、Instagram上で友人以外の人は投稿を見ることが出来ないため、そもそもコメントが寄せられることはありません。
■コメントを受け取った場合
・コメント・ダイレクトメッセージでのやり取りを開始しない
・報告する
勧誘のコメントを受け取り、アカウントを怪しいと感じた際は、Instagramに報告することで、そのアカウントが停止される場合があります。下記の「Instagram ヘルプセンター 不適切な利用とスパム」から報告の手順がご確認いただけます。
Abuse and Spam | Instagram Help Center
Yes. In addition to not allowing people from using our service for illegal or unauthorized purposes, our Terms specify that people can’t spam others on Instagram. Learn more about our Terms.
以上、いかがでしたでしょうか。子どもたちには、このような詐欺が身近にあるのだということを把握した上で、SNSを利用していくようお伝えいただければと思います。