2016.09.20
スクールガーディアン導入により、生徒の不適切投稿への抑止力効果を実感。
今後は生徒にインターネットの正しい使い方を教えることへの活用を目指して
インタビュー日時: 2016年7月29日
担当者様: 生徒指導部長 梶山先生
共学・別学: 男女共学
梶山先生)元々校長先生が、スクールガーディアンの営業担当からサービスを紹介されていた経緯がありました。また、私の息子が高知中央高等学校(スクールガーディアン導入校)に勤めており、息子からもらった資料等を通じて詳しく知りました。
ネットパトロール導入の検討を始めた背景には、あるネットトラブルが学校で発生し、対策が必要になったという背景があります。
検討をしている中で、スクールガーディアンをすでに導入されている四條畷学園の足立先生からの情報など、他校さんの実績・推薦もあって導入を決めました。色々と話は伺う中で悪い話はなかったので、類似サービスなどとの比較検討はしませんでした。
梶山先生)ちょうどトラブルが起こっているタイミングでしたので、サービスを導入したことを生徒への抑止として前面にだそうということになりました。導入をきっかけに生徒のトラブルが減ってくれればと。
実際に導入してみての率直な感想として、生徒に対して不適切投稿の抑止力として働いていると感じています。
梶山先生)スクールガーディアンを導入する前は、インターネットの問題に関しては何か問題が発覚したら、都度事実確認を行い、指導をしていました。スクールガーディアンを導入してからは、抑止力もそうだが、生徒についてスクールガーディアンの報告書以上の深い部分を自分たちで調べることをしなくてよくなりました。
また、スクールガーディアンからの情報提供メール(※弊社より定期的にお送りするお役立ち情報)の資料などは、校務会や生徒指導委員会のメンバーで共有して全教員に情報提供して活用させていただいてます。
私たちは、ネットパトロールを提供しています。ネットトラブルに巻き込まれることを未然に防ぐ対策として、弊社ではネットパトロールのサービスを学校・自治体へ提供しています。ネットパトロールは、子どもたちの被害を防ぐため検索・監視を行い、学校非公式サイト等やSNSの不適切投稿の早期発見に繋げています。個人情報流出やネットいじめや、出会いや犯罪等に繋がる恐れのある投稿をいち早はやく学校関係者へ報告し、その対策について総合的に支援するコンサルティングサービスです。 |
梶山先生)スクールガーディアン導入が直接の契機ではないですが、何らか学校でルールをつくるように保護者から要望があがるようになりました。大阪市旭区では、条例で「スマホ等の利用は学校のルールに従う」というものもありますので。
http://www.city.osaka.lg.jp/asahi/page/0000361113.html
また、悩みというか思うところとして、「ネットやスマホを使うな」という学校のスタンスが、「きちんと使い方を教えなければいけないのではないか」という考え方へ変わりつつあります。
そもそも私自身の考えは、スマホは包丁と一緒。危ないから使うなではないし、大人になったら急に使えるというものでもない。大人がこれをしてはいけないと知識を詰め込むのではなく、生徒自らが体現して初めて自分で使えるようになるもの。大阪私学はまだまだ危ないから使うなという風潮が強いです。一方でICT教育を進めようとする動きもあり、矛盾を感じています。
そういう意味では、スクールガーディアンへの希望として、情報提供メールや勉強会で、ルール作りの事例を取り上げてほしいです。常翔学園中高は携帯電話を校内使用不可としていますが、他校様がどのようなルールでやられているのか、知りたい部分もあります。
梶山先生)常翔学園もそうですが、中高併設校におすすめしたいです。スマホ利用の見守り・指導は中学から必要であると感じるので。大阪にも中高併設校が多くあるので、ぜひおすすめしたいです。
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梶山先生、お忙しい中でインタビューにご協力いただき、
ありがとうございました!
法人: 学校法人 常翔学園
学校名: 常翔学園中学校・高等学校
所在地: 〒535-8585 大阪市旭区大宮5-16-1
HP: https://www.highs.josho.ac.jp/