2016.04.24
インターネットリテラシーを伝えるとき、どうしてもコンピュータ機器が必要だと考えてしまいがちです。生徒の中には利用したことがなく、仕組みがわからなかったり、学校にインターネットを使うための環境がないなど課題があります。しかし、高校生はこのような課題をアイデアで解決していきます。「掲示板とソーシャルメディアの違いを、インターネットを使わずにクラスみんなで体験するには?」と考え、違いを疑似体験するカードゲームを作成し、クラスみんなで楽しく仕組みを理解します。「携帯電話を持っていない子に知らない人と連絡をとることの危険性を伝えるには?」と考え、寸劇にクイズを取り入れ、生徒自身の考えを引き出しつつ、それぞれのクイズの結果を演じていく。この寸劇は高校生の体験に基づいており、生徒がトラブルに巻き込まれてしまう場面がリアリティを感じる内容でした。
インターネットの変化は激しく、生徒の携帯電話の使い方も変わるため追いつくのが大変です。正確な情報を手に入れるには企業の専門家に聞くのがもっとも信頼がおけます。例えば、インターネットサービスの事業者に講座を依頼すれば、正しい使い方やトラブルへの対処法を教えて貰うことができます。スクールガーディアンも佐藤先生の依頼を受け、生徒が安全にソーシャルメディアを疑似体験できる学内向けSNS”airy”を提供しています。企業にいるプロフェッショナルの力を巻き込むことで、学校の授業の枠を越えた学びを得ることができます。
佐藤先生に向け今回の取り組みについて、インタビューを行いました。一問一答方式で先生の考え方に迫っていきます。
これからの先生の取り組みをとても楽しみにしています。ご協力いただきありがとうござました。
【協力】鎌倉女学院 URL:http://www.kamajo.ac.jp/index.html