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導入事例

生徒へのネットリテラシー指導を考えるきっかけとして|緑ヶ丘女子中学校・高等学校(神奈川)

2018.01.30

ネットパトロールを導入し、教師間の生徒のネットの使い方に対する共通理解が生まれ、生徒のネットトラブルを未然に防ぐことを考える機会になっているとお答えいただいた、緑ヶ丘女子中学校・高等学校の導入事例インタビューをご紹介します。
生徒がネット上に個人情報を掲載してしまったりすることも減り、問題が起きる前に生徒自信が予防ができるようになったとの声もいただきました。

インタビューサマリー

緑ヶ丘女子中学校・高等学校 生徒指導部長 石郷岡先生

スクールガーディアンを生徒へのネットリテラシー指導を考えるきっかけとして

インタビュー日時: 2017年10月
担当者様: 生徒指導部長 石郷岡先生
共学・別学: 女子校
導入公開: 生徒・保護者に全面周知

インタビュー

– どういったきっかけでスクールガーディアンの導入を検討し始めたのですか?

石郷岡先生)当時(導入時期:2013年12月)は学校裏サイトも非常に多く、前略プロフィールなどが流行した時期だったので生徒がネット上に校内で撮影した自身や友人の写真を載せてトラブルになりました。生徒から話を聞いて指導することもありましたが、指導された生徒はどこからの情報なのかが気になり、報告してくれた生徒が被害者になってしまうという心配がありました。一方で、そのようなことを防ぐために教員が問題投稿を偶然見つけることへの難しさを感じていた時期でした。

– 導入に際して、周りの先生や学校の反応はいかがでしたか?

石郷岡先生)初めて報告を全教員に回覧した時は「見つかっちゃたのね」という反応でしたが、回覧していくうちに「このような個人情報を安易にインターネット上に流してしまうことは問題である、注意していかなくては」という協力的な反応に変わっていったと思います。スクールガーディアンからの報告を共有することによって、教員の間で生徒のネットの使い方に対しての共通理解が生まれ、それによってトラブルが回避できることについてはとてもありがたいと感じています。

– スクールガーディアンを導入される前は、インターネットの問題に関してはどのような状況でどのように対応されていたのでしょうか?

石郷岡先生)ネット上の問題を知るには生徒から得られる情報しかなかったので、それについてのみの対応となっていました。その他では、教員がネット上で偶然見つけた生徒の個人ブログ、誹謗中傷を受けた生徒からの報告が指導対象となっていました。

– スクールガーディアンを導入しての率直な感想はいかがでしょうか?

石郷岡先生)報告件数については、文化祭後の報告結果は多く、4月も新入生の友達作りのための投稿が多かったと感じています。
新入生を迎える前は、学校としては大事な時期ですので、その前に危険な書き込み情報の報告をいただき対応できるのはすごくありがたいと感じています。

以前は人に対する誹謗中傷が問題でしたが、現在は「自分が楽しい」「自分を見てもらいたい」ということでSNSに個人情報を流してしまうところに問題がシフトしていると感じました。「ただ楽しいだけではすまない。守るべき情報やモラルも必要。個人情報を載せてしまって仮にストーカー被害にあったり、待ち伏せされたりしたらどうするの」と伝えていますが、生徒には「私は大丈夫」という根拠の無い安全意識があるので、「身近に危険はある」と教えていくことが必要だと思います。

– スクールガーディアンを導入されてからはどのような効果がございましたか?

石郷岡先生)スクールガーディアンからの報告を利用して、学校全体で共有したり、各学年に指導をしていますので、生徒がネット上に個人情報を掲載するようなことは減ってきていると思います。生徒がSNSに鍵をかけるようになったのも、そういった指導の中で出来ていることなのかなと思います。プロフィール欄等での個人情報の記載を簡略化し掲載、問題が起きる前に生徒自ら予防が出来るようになってきたとも感じています。

私たちは、ネットパトロールを提供しています。

ネットトラブルに巻き込まれることを未然に防ぐ対策として、弊社ではネットパトロールのサービスを学校・自治体へ提供しています。ネットパトロールは、子どもたちの被害を防ぐため検索・監視を行い、学校非公式サイト等やSNSの不適切投稿の早期発見に繋げています。個人情報流出やネットいじめや、出会いや犯罪等に繋がる恐れのある投稿をいち早はやく学校関係者へ報告し、その対策について総合的に支援するコンサルティングサービスです。

– スクールガーディアンの生徒や保護者様への公開などはどのようにされていますか?

石郷岡先生)入学の段階でお手紙を出しています。「子どもたちの安心、安全のために導入しています」と伝えています。生徒にもネット被害未然防止教室の際に伝えています。

– 導入されてから、学校で変えたことなどはありますか?例えば学校でルールを作成したり、指導の内規を変更する等。

石郷岡先生)携帯電話やスマートフォンのルールを変更したなどはありませんが、これからICT化でタブレットが入ってくるので、校内での電子機器の利用方法は変えていかなくてはならないと感じています。タブレットを利用すると、教材がすぐ見られる等の利点がありますが、同じようにスマートフォンは利用できないのかという課題も生じてくると難しくなってくると思います。国もICT化の方針を打ち出しており、学習面において必要性があると思いますが、興味のある子は触りたくなってしまうので、どのようなルールを設定していくかは、考えていかなければと思います。

– こういった学校はスクールガーディアンを導入したほうがいい、というアドバイスなどはございますか?

石郷岡先生)小学校、中学校、女子校等に広めていく必要があると感じています。子どもたちは使い方を間違えてしまいます。間違うのが当たり前なので、周囲の大人が見守り教える必要があります。スクールガーディアンの報告はその良いきっかけになるかと思います。特に対策をしないままだと子ども達が間違ったことをしていても気づかず大変な事が起こる可能性があります。スクールガーディアンからの報告によって、トラブルを未然に子どものことを考えてあげる機会になると感じていますので、生徒を守るためには導入は有用かと思います。

石郷岡先生、お忙しい中でインタビューにご協力いただき、 ありがとうございました!

学校情報

緑ヶ丘女子中学校・高等学校 校章

法人: 学校法人 緑ヶ丘学院
学校名: 緑ヶ丘女子中学校・高等学校
所在地: 〒238-0018 神奈川県横須賀市緑が丘39
HP: http://www.midorigaoka.ed.jp/

私たちは、ネットパトロールを提供しています。

ネットトラブルに巻き込まれることを未然に防ぐ対策として、弊社ではネットパトロールのサービスを学校・自治体へ提供しています。ネットパトロールは、子どもたちの被害を防ぐため検索・監視を行い、学校非公式サイト等やSNSの不適切投稿の早期発見に繋げています。個人情報流出やネットいじめや、出会いや犯罪等に繋がる恐れのある投稿をいち早はやく学校関係者へ報告し、その対策について総合的に支援するコンサルティングサービスです。

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