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ネット依存者に多い「ゲーム障害」に注意

2024.09.26

今月は「ゲーム障害」について紹介いたします。

先月は、依存症に関する記事が書かれましたので、夏休み等でゲーム利用の時間も増えてきていると思いますし、依存症との関連も多い「ゲーム障害」について紹介いたします。

「ゲーム障害」について

ゲーム障害は2019年の5月に、世界保健機関(WHO)より国際疾病として正式に認定されています。

また、ゲーム障害については、5年前の記事として紹介していますので、こちらの記事も参照ください。

2019年12月の記事:初の全国調査「ゲーム障害」を防ぐには

 

症状としては、こちらの記事に下記のようにあります。

  • ゲームをする時間がかなり長くなったり、自分でそれをコントロールできなくなったりする
  • 夜中までゲームを続けて朝起きることができない
  • 他のことに興味を示さなくなり、ゲームのことを最優先してしまう

 

また、次のような記事もあります。

NHK:こころの病気 総力特集「ゲーム障害」

NHKの記事には、「ゲーム障害」について、詳しく書かれています。

・過去の診察結果より「ネット依存の約90%がゲーム障害」
  ・未成年者では、前頭前野の働きが十分に発達していないため、ゲーム障害が起こりやすく、
   将来にわたって影響が続く可能性があると考えられている
  ・51%が「物にあたり、壊す」、27%が「家族に対する暴力」といった、問題も起きている

他にも、下記についても、詳しく書かれています。

  ・ゲーム障害の兆候
  ・ゲーム障害の診断
  ・ゲーム障害の治療

特に「ゲーム障害の治療」を確認すると、いかに治療が大変な病気であるかが認識できますし、予防の重要性も認識できます。

子どもの予防策も記載されています。

 ・ゲームを始める年齢を遅くする
  ・1日のプレー時間や時間帯、場所を決める
  ・ルール作りには、子どもの意向も尊重する
  ・リアルな生活の充実をはかる

「オンラインゲーム利用」について

では、10代のオンラインゲーム利用については、どのようになっているのでしょうか?

 

総務省発表の調査は次の通りです。

総務省:令和5年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

総務省の記事から抽出し、書き出したデータは次の通りです。

こちらの表を見ていただくとわかる通り、令和5年は令和4年の調査よりも全体的に利用率・利用時間共に増えています。

【男性10代】
平日利用者率…10.4ポイント増加、平日平均時間…42.4分増加
休日利用者率…18.1ポイント増加、休日平均時間…29.8分増加
【女性10代】
平日利用者率…9.6ポイント増加、平日平均時間…57.3分増加
休日利用者率…16.2ポイント増加、休日平均時間…4.1分増加

女性10代の休日平均時間以外は、大幅に増えています。
ゲーム障害を含めて、メンタルヘルスへの悪影響には注意が必要です。

以上、【ネット依存者に多い「ゲーム障害」に注意】はいかがでしたでしょうか。

今年度の講演依頼時には、女子校から「ゲーム」に関する項目の依頼が多くありました。
女子校でのゲームに関するトラブルが増えている可能性もあります。

そのトラブルの一つとして「ゲーム障害」の可能性も注意していただけたら幸いです。

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本記事の内容だけではなく、学校特有のトラブル等も内容に加えることも可能です。
講演を検討されている場合は、是非依頼時にご検討ください。

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