9:00〜18:00(土日祝除く)
メルマガ登録
お問い合わせ
メルマガ
登録
お問い合わせ
お役立ち情報 ブログ

動画・画像を投稿するリスクと対処法

2021.03.15

卒業式や入学式といった行事を迎える季節となりました。今年もコロナ禍の影響で、こうした行事やそれに伴う歓送迎会やオリエンテーション等を、オンラインで開催することが多くなっているのではないでしょうか。さらに、卒業式や新学期で、友だちやクラスメイトと写真や動画を撮る機会も多い時期です。近年、中高生の間で動画や画像をSNSに投稿することはもはや当たり前のようになっていますが、何気なく投稿したものがきっかけとなってトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。そこで、動画や画像を投稿するリスクを解説し、万が一トラブルになってしまった時の対処法をまとめました。

動画・画像を投稿する2つのリスク

何気なく投稿した動画や画像がきっかけで、思わぬトラブルに巻き込まれる場合があります。こちらで紹介するリスクは、スクールガーディアンに寄せられるご相談の中でも特に多いものです。

① SNSに勝手に動画や画像を晒されるリスク

例えば・・・

・YoutubeでYoutuberが勝手に中高生等の動画や画像を自分の番組内で取り上げてしまう。

・Twitter等のSNSで勝手に中高生等の動画や画像、名前や学校名等を晒してしまう。

SNSのアカウントを限定公開として設定していないと、誰でもそのアカウントに投稿されている動画や画像を閲覧することが出来ます。それらを勝手にコピーされてYoutube等に取り上げられ誹謗中傷をされるという被害が増えています。

さらに、勝手にコピーした動画や画像をSNSに晒す「晒し屋」というものがあり、特にTwitter上には多くの晒し屋アカウントがあります。こうしたアカウントに動画や画像と共に名前や学校名まで載せられてしまうということが起きています。

 

② なりすましアカウントを作成されてしまうリスク

例えば・・・

・インスタグラムのアカウント写真に中高生等の画像を勝手に使い、あたかもその画像の人のアカウントだと思わせ、勝手に投稿を行ったりダイレクトメッセージを送ってしまう。

上記のように勝手に作成されたアカウントのプロフィール欄に、名前や学校名、わいせつな文言等を記載されてしまうケースが目立ちます。そして、その人物になりすまして周囲の人の個人情報を集めたり、悪質な投稿を行って評判を落としたりします。

こうしたなりすましアカウントは企業や法人が被害に遭う場合もあり、勝手に作成された偽のアカウントからフォローリクエストやダイレクトメッセージを発信し、名前やクレジットカード等の個人情報を入力するページへ誘導するということが起きています。

 

 

動画・画像を投稿するいじめの増加

動画や画像を投稿するリスクの中には、いじめに使われてしまうというものもあります。昨年、ネット・SNSによるいじめの認知件数が過去最多となり、特に動画や画像によるいじめの被害が増えています。

例えば、下記のようないじめ被害が起きています。

  ・いじめられている動画がYoutubeに投稿されている。

  ・裸等の恥ずかしい写真をSNSに勝手に投稿されてしまう。

ネット上に一度でも投稿された動画や画像は完全に削除することが出来ないため、被害に遭った側は下記のようなことに苦しめられ、精神的にとても傷つきます。

 

  ・将来の進学、就職、結婚等に影響しないか不安になる。

裸等の画像はポルノサイトで売買されていることもあり、自分が気づかない所で広まってしまう恐れがあります。そうしたものが将来に影響を及ぼす可能性があり、常に不安や心配を抱くことになってしまいます。

 

  ・どんどん拡散されて多くの人の目に触れることで、たくさんの誹謗中傷コメントが寄せられる。

いじめ動画や恥ずかしい画像をSNS上で目にすると、他の人にも見せようという心理となり、簡単に拡散されてしまうということがよく起きています。そうすると、学校等の身の回りの人たちだけでなくもっと多くの人の目に触れることになり、それだけ多くのコメントが寄せられてしまい、誹謗中傷の内容には深く傷ついてしまいます。

上記のような影響により精神的に追い込まれてしまい、自ら命を絶とうとする中高生が増えています。動画や画像を使ったいじめは追い詰められやすいという特徴があるのです。

 

もしトラブルに巻き込まれたら

動画や画像が勝手に使われていたりトラブルに巻き込まれていることがわかったりした時、生徒様はどのように対処したら良いでしょうか。下記で紹介する4つのステップを参考にするよう生徒様へお伝えいただき、解決を図っていきましょう。

 

ステップ1 落ち着く

被害がわかったりトラブルが発生した直後は、不安や心配、憤りなどの感情でいっぱいになり、すぐに何かしなくてはという心理になる場合が多いかと思います。しかし、慌てて行動することで、それが後になって裏目に出る場合もありますので、一旦落ち着くことが大切です。

ステップ2 証拠を残す

次に被害に遭っている証拠を残していきましょう。動画や画像が勝手に投稿されている場合は、該当のアカウントをスクリーンショットで撮影して証拠を残しておきます。加害者の特定につながる情報が記されている場合もあるので、一部分ではなく画面全体をとっておきましょう。

ステップ3 証拠をもって大人に相談する

ネット上で被害に遭ったりトラブルに巻き込まれたりした場合、自分の力だけで解決することは容易ではありません。対応方法を誤ると、さらなる被害につながってしまう恐れもあります。家族や学校の先生など、必ず身近な大人に相談しましょう。その際に、ステップ2で残した証拠を見せながら話してみましょう。

ステップ4 適切な行動を起こす

ここまで来たら、具体的に行動していきましょう。自分の動画や画像が勝手に使われる被害に遭っている場合は、該当のサイトへ対して違反通告を出したりアカウントの削除依頼を出したりしていきます。また、生徒間でトラブルが起きている場合には、大人も交えて話し合いをしていく等、それぞれの状況に応じた適切な行動を起こしていきましょう。

 

スクールガーディアンでは、ネットトラブルが起きた際にサイトへ削除依頼を出したり調査をしたりすることが出来ます。何かお困りの際には、ぜひスクールガーディアンへご相談下さい。

私たちは、対策としてネットパトロールを提供しています。

ネットトラブルに巻き込まれることを未然に防ぐ対策として、弊社ではネットパトロールのサービスを学校・自治体へ提供しています。ネットパトロールは、子どもたちの被害を防ぐため検索・監視を行い、学校非公式サイト等やSNSの不適切投稿の早期発見に繋げています。個人情報流出やネットいじめや、出会いや犯罪等に繋がる恐れのある投稿をいち早はやく学校関係者へ報告し、その対策について総合的に支援するコンサルティングサービスです。

関連するお役立ち情報

スクールガーディアンのサービスについて

お電話でのお問い合わせ

0120-5464-77

受付時間 9:00〜18:00(土日祝除く)

ページの先頭へ