宮迫・田村亮 会見生中継に見るAbemaTVの強さ【西田宗千佳のイマトミライ】
7月20日午後3時、タレントの宮迫博之さんと田村亮さんが開いた記者会見は、事前に想像された「闇営業に関する謝罪会見」とは違う方向に広がり、多くの人々に衝撃を与えた。 筆者も、会見のネット生中継を見ていて、衝撃を受けた一人だ。正直興味本位に、仕事の片手間に流しておこう……くらいのつもりで見始めたのだが、気がつくと2時間半の会見の間、仕事の手を止めて中継を見つめていた。 …
1つ目の記事では、「ネット生中継」は、メディアにとってどのような意味を持っているかという点について書かれています。
宮迫さんと田村亮さんの会見生中継では、地上波とネット中継とで生放送され、またネットではアーカイブ放送もされていて、生放送だけではなく後でも放送を確認できるようになっていました。
後日の新聞や地上波での放送では、生放送とは異なる表現と感じた人が多くいたとの事でした。一般の人は、ネット放送が無かった時代であれば、限られた時間で放送される番組や、限られた文字数で表現された記事を観るしかなかったのですが、ネット放送が充実してきつつある昨今では、アーカイブ放送等で再度確認し、自ら情報を確認する手段を得られる様になっています。
多種多様な情報が溢れているネット時代において、自ら情報を調べ、確認するスキルを持つ必要性がネット放送には表れています。
タピオカ店でも「選挙割」 投票率アップにあの手この手:朝日新聞デジタル
参院選(21日投開票)で投票したら飲食店や企業の割引サービスを受けられる取り組みが、各地で広がっている。「インセンティブ(動機付け)」をつくって、投票所に足を運んでもらおうという仕掛けだ。とりわけ比較的投票率の低い若い世代をターゲットに、あの手この手を繰り出している。 …
2つ目の記事では、選挙において投票行動につながるきっかけについて書かれています。
選挙の投票率については毎回メディアで問われる問題となっています。特に、若者の投票率に関しては、大きく取り上げられています。しかし、なかなか大勢の若者が投票するという行動が見られないのも事実です。
その中で出てきているのが、各地の企業や店舗が開催した、投票をすると割引が得られる「選挙割」です。
一見、割引を得られるから投票に行くという本末転倒の手法に感じられますが、投票に行くならという事で、今まで気にも止めなかった各候補の主張に耳を傾けるようになったという「選挙に対する意識が変わった」という現象も起きているようです。きっかけ作りとしては、ある程度効果は出ていると思われます。
また、この選挙割を行っている事を若者に伝える手段として、ソーシャルメディアが利用されていました。短時間で一気に情報が拡がるソーシャルメディアの特徴を活用した事例になります。
新宿で21歳女性が男性を刺した事件の現場写真が拡散、「グロ画像」は違法になる?
東京都新宿区のマンションで5月24日、知人の男性を刃物で刺して、重傷を負わせたとして21歳の女性が現行犯逮捕されました。事件直後からTwitterなどのSNSで流れたのが、事件現場と思われる写真でした。画像はまたたく間に拡散し、一時期は「グロ画像」という言葉でTwitterのトレンド入りをしました。また、5月25日にも名古屋市の路上で男性を刺殺した男性が現行犯逮捕される事件があり、現場と思わ…
3つ目の記事では、事件や事故の現場写真等が拡散する、いわゆる「グロ画像」の違法性について書かれています。
「表現の自由」の観点から、「グロ画像」を投稿や拡散したからといって、誰かの権利を侵害するものでなければ、原則として違法性は無いようです。
しかし、ソーシャルメディアによっては、サービスの健全な利用を促すために、利用規約で禁止事項が定められおり、禁止事項に抵触していれば掲載したものが削除されたり、場合によってアカウントが凍結されるという措置が取られることはあるようです。
違法性がないとは言え、各ソーシャルメディアの利用規約を使用前に確認し、ルールやモラルを守った利用が求められます。
今回は3つの記事を紹介致しましたが、いずれもソーシャルメディアやインターネットの特徴や危険性、また今後必要となるスキルが感じ取れる記事でした。
各校にて生徒様方へのご指導に活かせる記事もあると思いますので、ご活用いただければ幸いです。