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夏休み前に気をつけたいこと(省庁発表編)

2021.06.16

夏休みの時期が近づいてきました。しかし、今年もコロナ禍ということもあり、地域や学校によってはオンライン授業や休校等で、例年の夏休みとは異なるケースもあると思います。
例年通りかはともかくとし、夏休みの時期は、インターネットやソーシャルメディアでのトラブルも増えると言われております。そのため、今回は夏休み前の啓発活動で参考になる情報を紹介します。

インターネット上の経験

まず、夏休み中限定のデータではありませんが、年間を通しての「インターネット上の経験」を紹介します。
 

内閣府:青少年のインターネット利用環境実態調査(令和2年度)
第2部 調査の結果
第1章 青少年調査の結果
第1節 インターネット接続機器の利用状況
https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/r02/net-jittai/pdf/2-1-1.pdf

こちらの資料の101ページにある「図表 2-1-1-7-2 インターネット上の経験(性・学校種別、性・年齢別)」から加工し表を作成しました。
※令和元年度の数値に関しては、「インターネット利用にあたり、ご家庭でのルール作りの必要性」をご確認ください。

 

表①:インターネット上の経験(性・学校種別)

※調査年齢:10歳~17歳

【出典】内閣府:青少年のインターネット利用環境実態調査(令和2年度)101ページ

 

表①のデータは、トラブルそのものの数値ではありませんが、トラブルに繋がる現象が発生している数値になります。
例えば、
「①悪口やいやがらせのメッセージやメールを送られたり、書き込みをされたことがある」は、「いじめの被害」に繋がりますし、「②悪口やいやがらせのメッセージやメールを送ったり、書き込みをしたことがある」ですと、いじめや誹謗中傷に繋がります。
 

このように見ていくと、
「③他人が見ることのできるSNS等で、自分の情報を書き込んだことがある」は、投稿者の特定やストーカー被害、誘われて性被害に繋がる恐れがあります。中高生の女子生徒に書き込みの経験が多いのは、注意が必要です。
 

インターネット上の知り合い関連の項目(⑨⑩⑪⑫)は、「ソーシャルメディア上での出会い」に繋がりますし、最悪「性被害」や「殺人事件」の被害者、「特殊詐欺の加害者として巻き込まれる」恐れもあります。こちらは、年齢が上がるほど数字は大きくなりますので、中高生には注意が必要です。

 

また、「⑬インターネットにのめりこんで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったりしたことがある」は、依存症に繋がる恐れもあります。のめりこみ過ぎて、「サイバーカスケード」の現象に嵌ってしまう恐れもあります。こちらは、どの年齢も数字は大きくなりますので、使用時間の限定等の対策が必要です。

各省庁からの注意事項

各省庁より、ソーシャルメディアに関連する注意事項が発表されています。
2021年6月7日現在では、内閣府・警察庁の資料は2020年の発表になりますが、紹介します。
 

【内閣府】政府広報オンライン:夏休みは危険がいっぱい!?子供の非行・被害を防ぐために
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201407/2.html

内閣府の「政府広報オンライン:夏休みは危険がいっぱい!?子供の非行・被害を防ぐために」のページでは、子ども達の「夏休みの危険」について、「非行や犯罪被害から守るために、大人は何をすべきか」という大人の行動目線について紹介されています。

 

インターネットの有害情報やソーシャルメディア起因のトラブル(性被害等)だけではなく、大麻や危険ドラッグについても記載があります。
「大麻や危険ドラッグ」についても、インターネットやソーシャルメディアから「誤った情報を子供が入手してしまう危険性」について記載があります。
 

【警察庁】少年非行防止対策(PDF資料)
https://www.npa.go.jp/safetylife/syonen/signal/signal2020.pdf

警察庁の「少年非行防止対策(PDF資料)」のページでは、内閣府のページが少し詳しく紹介されています。
「少年の非行」「少年の薬物乱用」「特殊詐欺に加担する少年」「児童虐待」「少年を取り巻く有害環境」「子供の性被害」と、コラムとして「児童が自らを撮影した画像に伴う被害」について記載があります。
 

【文部科学省】ネットを通じた子供の性被害の防止に向けて(PDF資料)
https://www.mext.go.jp/content/20210311-mxt_kyousei02-100003330_1.pdf

文部科学省の「ネットを通じた子供の性被害の防止に向けて」のページでは、ソーシャルメディアが起因とする性被害について紹介されています。
「裸の写真を送付して、拡散されてしまう事例」や「ソーシャルメディア上での出会い」について書かれています。こちらもよくある事例ですし、性被害だけではなく殺人事件の被害者になってしまう恐れもあります。
また、保護者ができる予防対策や、もし性被害にあった時の相談場所も記載されています。
 

【総務省】上手にネットと付き合おう!~安心・安全なインターネット利用ガイド~
https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/

最後の総務省「上手にネットと付き合おう!~安心・安全なインターネット利用ガイド~」では、各年代や保護者・教職員向け等の事例が紹介されています。
他にも動画コンテンツや多様なリンク集のページもあります。
夏休みに特化したページではありませんが、インターネット・スマートフォン・ソーシャルメディアを使用する上での注意事項の情報収集に役立つページです。

夏休みは、時間に余裕ができる時期です。そのため、インターネットに触れる時間も増えますので、インターネット上の危険に触れるリスクも高まります。
既に、生徒向け、保護者向けに啓発活動を行っているとは思いますが、夏休み前にも啓発活動を行っていただけたらと思います。
その際の参考にしていただけら幸いです。
 

※なお Web サイトについては、2021年6月7日に掲載されているものを参照しています。

私たちは、対策としてネットパトロールを提供しています。

ネットトラブルに巻き込まれることを未然に防ぐ対策として、弊社ではネットパトロールのサービスを学校・自治体へ提供しています。ネットパトロールは、子どもたちの被害を防ぐため検索・監視を行い、学校非公式サイト等やSNSの不適切投稿の早期発見に繋げています。個人情報流出やネットいじめや、出会いや犯罪等に繋がる恐れのある投稿をいち早はやく学校関係者へ報告し、その対策について総合的に支援するコンサルティングサービスです。

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