「Take it down」は、18歳未満のときに撮影された性的画像や動画がインターネット上に公開されるのを防いだり、既に投稿されてしまったコンテンツを削除(プラットフォームから取り除いた状態に)したりすることを目的とした無料のオンラインツールです。
対象となるのは以下のようなケースです。
このサービスを利用したい時に「自分の画像(写真)をWebサイトに送信するのは心配…」と思われるかもしれません。しかし、Take it downは元の画像や動画そのものを自分の端末から送信・収集することはありません。
ユーザーの端末(スマホやPC)上で、画像データから独自の計算式を用いて「ハッシュ値(英数字の文字列)」と呼ばれるデジタルの指紋のようなコードを生成します。
Take it downにはこの「ハッシュ値」のみが登録されます。元の写真が他人に届く・見られることは一切ありません。
Meta(Facebook、Instagram)などの参加プラットフォームがこのハッシュ値を受け取り、自社サービス上に同じ「デジタル指紋」を持つ画像が存在しないか自動で照合。該当するものがあれば、非公開化・削除を行います。
※一度登録されると、参加しているSNSやプラットフォーム(Metaサービスなど)において、これから投稿されようとする該当画像も自動的にブロックされます。
このように、一般的なSNSだけでなく成人向けコンテンツプラットフォームも含めて幅広く連携しているため、流出・拡散のリスクが高い場所に対しても一括で保護・対策を講じることができます。
I子どもたちが予期せぬリスクやトラブルに巻き込まれてしまった際、最も重要なのは「一人で抱え込ませず、解決のための手段があることを伝えること」です。
被害に遭った子どもは「怒られるかもしれない」「恥ずかしい」という心理から事態を隠し、被害が拡大してしまうケースが多くあります。「もし万が一トラブルに巻き込まれても、画像を守る・消すツールがある」という知識をあらかじめ教えておくことで、冷静な対処や早期相談につながります。
Take it downは非常に強力なツールですが、すべてのWebサイト(非対応の海外匿名掲示板など)に対応しているわけではありません。困ったときは、スクールカウンセラーや警察の相談窓口(#9110)、専門の支援機関(性暴力被害者支援センター等)へ速やかに相談できるようにしましょう。
画像を送らせる・拡散させる行為自体が重大な人権侵害であり、犯罪になり得ることを生徒に正しく理解させることが根本的な予防となります。
「Take it down」は、デジタルネイティブ世代の子どもたちをオンライン上の性的被害から守るための革新的なセーフティネットです。スクールガーディアンでは、学校現場におけるSNSトラブルの監視・予防だけでなく、最新のデジタルセーフティツールの情報発信を通じて、子どもたちが安心してインターネットを利用できる環境づくりをサポートしてまいります。
学校での情報モラル教育やトラブル対応に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
<参考リンク・出典>
インプレス 窓の杜 / 「Take It Down」関連記事
Metaニュースルーム「性的画像の拡散を防止する『Take It Down』を日本で提供開始」
Take it down 公式サイト(NCMEC)