昨年のこの時期にいただいたネットトラブルの内容の多くが、Twitterへの投稿に関するものでした。例えば、下記のような投稿に関するご相談です。
・授業中の様子を撮影した画像、動画を投稿してしまった
授業中のスマホ利用・写真撮影は、他の生徒の授業の妨げになったり、同じようにふざけたりする生徒を助長する行為につながります。
・友人の写真を無断で投稿してしまった。
・クラスメイトが先生に相談していた会話を、無断で投稿してしまった。
相手に許可を得ずTwitterへ投稿してしまうと、不快な思いをさせてしまいます。
学校におけるスマホやそれで撮影した画像(動画)の取り扱い方法について、ルールを設けることがネットトラブルの回避につながります。
その他に、なりすましアカウントに関するネットトラブルのご相談もありました。
・Twitterに投稿していた画像が、アイコン画像として他者に無断で使用されている。
・名前を掲載されたうえに、連絡先の交換を不特定多数と行われている。
・男子生徒が女子生徒になりすまして、金銭目的で援助交際の呼びかけを行っている。
何気なく掲載した画像は悪用されるおそれがあります。不特定多数の人に見られる場ではフルネームの記載などに対策を取り、個人情報の取り扱いには気をつけるよう注意喚起が必要です。
このようなネットトラブルが、今年の夏休みも各所で起こる可能性が想定されます。ルールを設けたり、しつこいくらいに啓発の呼びかけを行うなどして対策を取ることも必要ですが、それでも防ぎきれない場合もあるでしょう。Twitterでネットトラブルが発生した時は「Twitterヘルプセンター」に報告することで解決する場合があります。また、想定しきれないリスクが他に残っていないかなど、ネットトラブルについてはスクールガーディアンチームへご相談いただくことも可能です。
何もないことが一番ですが、万が一ネットトラブルが発生したときには、「スクリーンショットで証拠を残し、大人に相談してほしい」と日頃から生徒の皆様にお伝えいただきたく思います。