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「Webページのダークパターン」の危険性

2024.04.26

今月は、Webページにある「ダークパターンの危険性」について紹介致します。

Webページのダークパターンとは、ユーザーを誤解させたり、不要な行動を促したりするために意図的に設計された、不公正または欺瞞的なデザインの手法のことです。

特にネットショッピングのサイトには多くの「ダークパターン表示」があり、利用者が思いも寄らない損失を追う危険性があります。

そこで、今回はどのように「ダークパターン表示」がされているのかを紹介致します。

ダークパターンの種類と危険性

NHK クローズアップ現代 取材ノート:「ダークパターン」とは?ネットサービスの落とし穴 企業30社アンケート全掲載

NHKのページを見ると、ダークパターンには、次のような7種類があるのがわかります。

1. 強制:
ユーザー登録や個人情報の開示を強要する、など。

2. インターフェース干渉:
事業者に都合のよい選択肢を事前に選択している、
視覚的に目立たせてい る、など。

3. 執ような繰り返し(ナギング):
通知や位置情報の取得など事業者に都合のよい設定に変えるように何度も要求する。

4. 解約やプライバシーに配慮した設定に戻すことなどを妨害する行為:
サービスを解約しようとしても解約の方法がわかりづらかったり煩雑であるなど、解約やプライバシーに配慮した設定に戻すことなどを妨害する行為。

5. こっそり(スニーキング):
取り引きの最後、気付かないうちに手数料を追加する、トライアル期間後に自動で定期購入に移行する、など。

6. 社会的証明:
ほかの消費者のうその感想や行動などを通知する。


7. 緊急性:
うそのカウントダウンタイマーや、在庫が少ない、需要が高いなどの表示。

 

ダークパターンのサイトを利用する場合は次のような危険性があります。

① 不当な費用負担:
ダークパターンによって、意図しない購入やサービスの登録を行ってしまい、不要な費用が発生する場合があります。

② プライバシー侵害:
ダークパターンを利用して個人情報を入力させられる場合、プライバシーが侵害される可能性があります。個人情報が不正に収集されたり、悪用されたりする危険性があります。

他にも、 ダークパターンによって、ユーザーは本来の目的とは異なる行動を取らされることがあります。
これにより、時間や労力を無駄にすることがありますし、ダークパターンを経験することはストレスや不快感を引き起こす可能性があります。

ダークパターンは利用者にとって不利な結果をもたらす可能性があります。ユーザーは常に注意深くウェブサイトやサービスを利用し、自分の権利やプライバシーを保護することが重要になります。

ダークパターンへの対策

では、ダークパターンへの取り締まりは、どのような状況でしょうか?

現在、欧米では、法律が整理されつつあり、規制が進んでいる状況です。
しかし、日本では、個々の表示手法によっては規制があるものの、ダークパターン全体に対する法律はない状況と言われています。

そのため、利用者が注意深く利用をする必要があります。

① 情報をよく読む:
ウェブサイトやサービスを利用する際には、表示されている情報を注意深く読み、条件や手続きを理解するようにしましょう。特に小さな文字や不明瞭な表現に注意を払いましょう。

② 設定を確認する:
ウェブサイトやアプリの設定やプライバシー設定を確認し、適切に設定することで、個人情報の保護や不要な行動の防止が可能です。

③ 信頼できるソースを利用する:
よく知られているブランドや信頼できるソースから提供されるサービスや商品を利用することで、ダークパターンによるリスクを軽減することができます。

④ 評判やレビューを確認する:
ウェブサイトやサービスの評判やレビューを確認することで、他のユーザーの経験や意見を参考にする。

⑤ 注意深い判断をする:
ウェブサイトやアプリで提示される情報や選択肢に対しては、慎重に判断し、急いで行動しないようにする。感情に流されず、冷静に対処することが重要です。

これらの対策を実践することで、ダークパターンから不利益を受けるリスクを最小限に抑えることができると言われています。

以上、「ダークパターンの危険性」はいかがでしたでしょうか。

ダークパターンは、オンラインショッピングのサイトでよく見られる表示方法です。
気にせず利用したり、慌てて利用すると、大きな不利益を追う危険性があります。
不利益を避けるためにも、落ち着いて表示に誘導されないように確認をしながら利用することが重要です。

こども家庭庁発表の「令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査」の調査結果(11ページ目)をみると、中学生の約13%、高校生の約40%はネットショッピングをしているとの結果がでています。

ネットショッピングは中高生にも無縁な話ではなく、購買経験の未熟さや勢いなどで購買行動に出てしまう可能性もあります。気を付けたい事例ですので注意が必要です。

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