過去にも、関連する記事がありますので、こちらも合わせてご確認下さい。
2021年3月掲載:動画・画像を投稿するリスクと対処法 2020年9月掲載:加害者になりうるSNSでの行動 2019年12月掲載:トラブルに巻き込まれるモザイクアプローチとは |
「個人情報の定義」とインターネットを検索すると、関連した協会や企業、弁護士事務所などのページが確認できます。その中でも特にわかりやすく解説されていたページを紹介します。
一般財団法人日本情報経済推進協会:プライバシーマーク制度
1.「個人情報」って何だろう?~その1:あなたを特定できる情報~ |
このページに記載があるとおり
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が重要なようです。
また、「2.「個人情報」って何だろう?~その2:名前がなくても個人情報?~」には、学校の例が記載されています。
全ての人が見ればわかるものだでけではなく、【特定の人が見てわかるもの】も個人情報に含まれます。
では、個人情報の特定はどの様に行われて行くでしょうか?
まず、個人情報公開の危険性について、総務省のホームページには次の様な記事が掲載されています。
総務省:国民のための情報セキュリティサイト |
このページには、「ストーカー被害・ネットストーカー被害」「迷惑メール被害」「振り込み詐欺被害」の危険性が記載されており、次の注意点が記載されています。
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では、個人に関する情報を公開しなければ、大丈夫なのでしょうか?
2019年12月の「トラブルに巻き込まれるモザイクアプローチとは」にも掲載したとおり、一つの投稿だけではなく、複数の投稿から個人を特定されるケースもあります。
ここでは上記に近い事例の一部を紹介します。
KDDI:TIME&SPACE |
NHK:WEB特集 |
NHKの記事にも記載があるように、ソーシャルメディア上には個人を特定する「特定屋」と呼ばれる人たちがいます。
この様な人たちがいることを認識し、自宅や学校、生活圏で撮影した写真や動画の投稿は避けるようにした方がよいと言われています。
また、次の様な肖像権について記載しているページもあります。
Nikon:NICO STOP |
こちらのページには、写真投稿時の注意点や法律などが会話形式で分かりやすく掲載されています。
その中でも特に生徒の皆様にお伝えいただきたいのは、「友人同士でも、きちんと同意を得ることが大切」の項目です。
投稿した写真に写っていた友達の保護者から注意されるケースも少なくありません。
本文に記載がある通り、
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ということは、意外と知られていません。
「削除してと言われたら、相手の権利を守るためにも削除する必要がある」ということを生徒の皆様に伝えることも重要です。
ソーシャルメディアは、日常の出来事を投稿するために多く利用されています。
しかし、何気なく投稿した写真や動画から個人情報が流出し、トラブルに巻き込まれる危険性もあります。
また、そこから家族や友人、学校等もトラブルに巻き込んでしまう危険性もあります。
投稿する際には、「写真等に個人情報に繋がる情報は写っていないか?」「文章に【近所の〇〇】等の情報を書き込んでいないか?」を確認する必要があります。
※なおWebサイトについては、2021年4月9日に掲載されているものを参照しています。