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ネット社会に潜む危険性(子供の性被害)

2020.07.22

新型コロナウイルスによる臨時休校時期が終わり、早くも夏休みの時期に入ります。例年とは異なる夏休み状況になるとは存じますが、夏休みの様な長期休暇期間は、子どもたちがインターネットやソーシャルメディアを利用する機会も増えるでしょう。今回は、総務省や警察庁から発表されたデータを元に、子どもの性被害の危険性をご紹介します。

子供の性被害

警察庁から令和元年度の「子供の性被害」につきまして、データが発表されております。

警察庁:なくそう、子供の性被害

http://www.npa.go.jp/policy_area/no_cp/uploads/kodomonoseihigair1.pdf

以下、同サイトから該当ページを抜き取って表示します。

 

 

上記警察庁の資料の7ページには、「【児童ポルノ事犯】 児童が自らを撮影した画像に伴う被害に遭った児童の推移」のグラフが載っています。
昨年度も含め増加傾向が続いており、令和元年度は特に中学生の被害が多くなってます。
騙されたり脅されたりするケースも多い様ですが、写真を撮影したり、送付・共有する危険性は多いという再周知が必要です。

 

【参考】
デジタル性被害については、過去の「お役立ち情報」もご参照ください。

デジタル性被害を防ぐために
https://school-guardian.jp/useful/sexual_victimization/

 

 

また、8ページには、「【SNS】 罪種別の被害児童数の推移」が載っており、SNSに起因する性被害も増えていることがわかります。
こちらも、前述の項目と同様に、特に中学生が急激に増加しています。

 

 

10ページには、「【SNS】 被害児童のフィルタリングの利用状況」が載っていますが、被害児童の約9割弱がフィルタリングを利用していなかったことです。
こちらから、子供達を守るためのフィルタリングの重要性がわかります。

 

【参考】
フィルタリングについては、過去の「お役立ち情報」をご参照ください。

生徒たちを守る!携帯電話各社のフィルタリングサービス
https://school-guardian.jp/useful/filtering/

 

 

11ページには、「【SNS】 被害児童数が多いサイト」が載っています。
やはり認知度が高い「Twitter」が最も多く、続いて「ひま部」「Instagram」「LINE」「マリンチャット」という順番になっています。

 

「ひま部」は昨年末に終了しているサービスですが、サービス移行したチャットアプリがあります。詳細は下記の過去記事をご参照ください。

【参考】

知らないのは大人だけ!?中高生に人気のアプリケーション事情 ~SNS編②~
https://school-guardian.jp/useful/studentonlyay/

 

また、「Instagram」につきましては、昨年度からはじめて数字が表記されています。それだけ利用者も増え、被害ケースも増えたのだと思いますが、注意が必要な状況になってきています。

「マリンチャット」は完全無料のチャットアプリですが、2019年5月に「ORCA(オルカ)」に名称変更しています。「ORCA(オルカ)」は、リアルな出会い禁止の暇つぶしアプリとなっており、連絡先交換は不可となっていますが、上手く工夫をし実際には連絡先の交換も行われている様です。とはいえ、これは「ORCA(オルカ)」だけの問題ではなく、どのソーシャルメディアにも言えるリスクでもあります。

アプリの利用傾向

総務省からは、「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」が発表されていますので、こちらも紹介させていただきます。

総務省:平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>

https://www.soumu.go.jp/main_content/000644166.pdf

総務省のデータはページ数が多く、データの比較が難しい為、ご確認いただきたい項目を別途グラフ化し表示致します。

 

上記2つのグラフは、9ページの「第2章2-1 インターネットの利用項目別の利用時間と行為者率」のデータをグラフ化したものです。

10代はソーシャルメディア、動画サービス、ゲームの利用が多く、特に10代女性はソーシャルメディア、10代男性はゲームの利用が多いのがわかります。その利用傾向に問題があるというわけではございませんが、注意が必要な傾向も予想できます。

 

 

上記グラフは、16ページの「第5章5-1 主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率①」のデータをグラフ化したものです。

主要ソーシャルメディアの利用については、10代の利用が多いのは「Twitter」「Instagram」「TikTok」です。
警視庁で発表されている「【SNS】 被害児童数が多いサイト」にも出てくる「Twitter」「Instagram」の利用が多いことがわかります。例えば40代とは、利用しているソーシャルメディアが異なるということをお伝えし、保護者の方へ注意喚起が必要です。

今回は各省庁の発表データから見える危険性を紹介させていただきました。
夏休みに入る前に、保護者の方へ危険性や傾向をお伝えし、再度利用方法等を見直す機会にしていただければ幸いです。

また、スクールガーディアンでは、保護者向けの講演も実施しています。
新型コロナウイルスの現状を考慮し、オンラインでの講演も実施しています。
重大なトラブルが多い夏休み前後、保護者の方への周知の一環としても是非ご検討ください。
 

■ネットリテラシー講演会
https://school-guardian.jp/service/literacy_lecture/

■オンライン講演、展開中
https://school-guardian.jp/useful/online_lecture_information/

■講演の配信実施へ向けて
https://school-guardian.jp/useful/koen_haishin/

私たちは、対策としてネットパトロールを提供しています。

ネットトラブルに巻き込まれることを未然に防ぐ対策として、弊社ではネットパトロールのサービスを学校・自治体へ提供しています。ネットパトロールは、子どもたちの被害を防ぐため検索・監視を行い、学校非公式サイト等やSNSの不適切投稿の早期発見に繋げています。個人情報流出やネットいじめや、出会いや犯罪等に繋がる恐れのある投稿をいち早はやく学校関係者へ報告し、その対策について総合的に支援するコンサルティングサービスです。

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