Instagramは写真、動画、メッセージをシェアできるSNSです。Instagramのコミュニティでは人々が好きなことや関心のあることを通じてつながっており、若年層を中心に幅広い世代が利用しています。特に子どもたちは、Instagramの写真、動画、フィルター、コメント、キャプション、絵文字、ハッシュタグといった機能を活用し、特別な瞬間を捉えたり、共有したり、会話をしたりして楽しんでいます。
子どもたちのInstagram利用において、危険な使い方が増えています。
個人情報の漏洩やプライバシーの侵害、匿名性を悪用し誹謗中傷を行うなど、子どもたちが陥りがちなInstagramの危険な使い方に焦点を当て、その背後に潜むリスクについて紹介します。
Instagramのプロフィール欄に自己紹介のつもりで自分の情報を書いてしまう子どもは多いです。例えば、自分の名前、学校名、クラス、出身校、サブアカウントURLなどの個人情報です。また、直接的な個人情報は書いていなくても、本名や生年月日を使ったIDを利用していたり、アイコン写真を自分の顔写真に設定している子どももいます。例え、鍵付きアカウントであってもプロフィール欄の情報は一般に公開されるため、身元の特定や、悪意を持った人間が不正に利用するなど、潜在的なリスクが生じます。鍵付きアカウントでも、不特定多数の人がアクセスできることを考慮して、プロフィールに掲載する個人情報を適切に管理することが重要です。
友だちと休日に遊びに行った写真や、文化祭や修学旅行の思い出の写真など、友だちとのプライベートな写真を相手の許可なくアップロードしてしまうトラブルが起きています。どんなに親しい関係であっても、無許可での投稿はプライバシーの侵害に当たります。そして、Instagramのストーリーズ(写真や動画が投稿されてから24時間後に自動的に消える機能)での投稿やダイレクトメッセージでの共有でも同様です。一部の子どもたちは限定公開の安心感から、SNS上での投稿が気軽に行えるようになったと考えていますが、その考え方は間違っています。実際に、限定公開の写真や動画がスクリーンショット(デバイス画面上の内容を写真や動画として保存する機能)され、共有と拡散によるプライバシー侵害のトラブルが報告されています。さらに、このような投稿がデジタルストーカーなどの二次被害を引き起こすこともあるため、限定公開であっても慎重な投稿を心がける必要があります。
Instagramでは、投稿されたコンテンツに対するいいねの数やフォロワーの数が可視化されているため、これが子どもたちの妬みや嫉妬の対象となりやすい環境があります。また、SNSの特徴である距離感の希薄さや匿名性も作用し、その感情の捌け口としてInstagramで悪意あるコメントを行う子どももいるため、このような状況下での誹謗中傷は、最悪自殺まで招いてしまう可能性があります。こうしたトラブルを避けるためには、自身の投稿内容に注意すると同時に、他者の投稿に対しても配慮を持つことが必要です。また、万が一子どもたちが誹謗中傷を受けてしまった際に、すぐに信頼できる大人や専門家に相談ができる環境を整えて、子どもたちに周知しておくことも大事です。
では、子どもたちがInstagramでのトラブルに巻き込まれないためにSNSパトロールを利用するとどんなメリットがあるのでしょうか?
メリットを3つ紹介します。
SNSパトロールを利用することで、学校生活上の潜在的な課題となりうるコンテンツを迅速に検知することが可能です。学校名や関連キーワードの監視を通じて、不適切なコンテンツやいじめ、暴力的な表現、差別的な言動などを検知した場合は、学校へ通知と報告を行います。学校のコミュニティに悪影響を与える前に、トラブルとなり得る行為や学校に対する脅威を未然に防ぐことができます。
SNSパトロールには、学校名や個人名、特定のキーワードに対する監視を行い、これらが言及された場合には迅速に対処し、情報漏洩を未然に防ぐ仕組みが構築されているため、不正アクセスやなりすましアカウントなどから子どもたちの個人情報を効果的に保護することができます。
SNSパトロールを利用することで、子どもたちのリアルな現状を把握することができます。リアルタイムの情報は子どもたちの安全や精神的な健康を保つ上で重要であり、学校ではこれらをもとに適切な対策や効果的な指導を行うことができます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
実は当ページを書いているスクールガーディアンは、学校向けに掲示板監視やSNSパトロール(X, Instagram, TikTok)をはじめ、学校関係者をトータルサポートするコンサルティングサービスを提供しています。読者の方の中に、SNSパトロールの導入に興味関心を持った先生がいらっしゃいましたら、ぜひ、スクールガーディアンにご相談ください。
この章では、スクールガーディアンのサービスの特徴を説明します。
スクールガーディアンでは、2種類の監視サービスを提供しています。
各学校の課題に合わせて、組み合わせて利用いただくことも可能です。
受験口コミサイトや匿名掲示板、YouTubeなどを対象とする掲示板監視では、学校の風評把握や生徒の個人情報の暴露などのトラブルの把握を行うことができます。
X(旧Twitter), Instagram, TikTokが対象となるSNSパトロールでは、子どもたちの不適切な投稿の早期発見や子どもたちの悩みの吐露の発見を行うことができます。
スクールガーディアンではオンライン上を監視し、問題を報告して終わりではなく、学校でインターネットやSNS関連のトラブルが起きた際に相談ができる窓口を設けています。「トラブルを報告されてもどう子どもたちに指導して良いか分からない。」「どう対処すれば良いか分からない。」という先生も多いのではないでしょうか。長い運用実績があるスクールガーディアンだからこそのノウハウでしっかりサポートをします。